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ドゥカティ社のエンジンで私が最も興味を惹かれるのは、特異なデスモドロミックバルブ機構とL型と呼ばれるシリンダー配列である。ドゥカティエンジンの代名詞としてもうひとつ、乾式クラッチがあるがその整備性を除けばメリットは少ないというのが私の見解になる。 クラッチ板がオイルを攪拌せずロスが少ない、あるいはクラッチハウジングの小型軽量化というメリットが強調されるようだが、その排気量と出力を考えれば損失は微々たるものだろう。 そして何よりも、単板ではなく多板の乾式クラッチは、扱いに神経を使うものである。 916系の4バルブ水冷エンジンにも、乾式クラッチが採用されている。 発進時にジャダーが出やすい乾式クラッチを公道で使用する場合、とくに消耗が激しいのはクラッチハウジングである。そしてハウジング交換のたびにクランクケースカバーの分解が前提となるのであれば、整備性という面から考えても乾式であることのメリットはほとんどなくなってしまうのだが・・・ |
ドゥカティ L-ツインの考察
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