ドゥカティ L-ツインの考察

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]

イメージ 1
ウォーターポンプのインペラシャフトはリング止め。

イメージ 2
シャフトのコンディションは良好。

イメージ 3
メカニカルシールにも問題はない。

イメージ 4
非常にシンプルな固定方法。

Motorcycle Engine overhaul Service 
小川メンテナンス
宮崎県北諸県郡三股町樺山4583-10
http://www.ogawamaintenance.com/
イメージ 1
クラッチパーツを洗浄している間に、ジェネレーターカバーを開けてジェネレーターを取り外しておく。

イメージ 2
排気量を考えれば、小ぶりなフライホイール。

イメージ 3
ジェネレーターカバーにボルト止めされたコイルを取り外す。

イメージ 4
オイルに浸る方式のものは、年式の古いものであってもコイルの痛みが少なくコンディション良好である。

Motorcycle Engine overhaul Service 
小川メンテナンス
宮崎県北諸県郡三股町樺山4583-10
http://www.ogawamaintenance.com/
イメージ 1
クラッチハウジング取り外しの際の注意点についてはすでに触れたので、クラッチカバーを開けてオイルポンプを取り外す。

イメージ 2
乾式クラッチのためケースカバー内の部品点数は少なく、スッキリとしている。

イメージ 3
オイル経路にOリングが残る。

イメージ 4
まず、オイルポンプを取り外す。

イメージ 5
オイルポンプ裏には、2箇所にOリングとダゥエルピンが残る。

イメージ 6
オイルポンプは分解し、インナーローターのコンディションをチェックしておく。

Motorcycle Engine overhaul Service 
小川メンテナンス
宮崎県北諸県郡三股町樺山4583-10
http://www.ogawamaintenance.com/
ドゥカティ社のエンジンで私が最も興味を惹かれるのは、特異なデスモドロミックバルブ機構とL型と呼ばれるシリンダー配列である。ドゥカティエンジンの代名詞としてもうひとつ、乾式クラッチがあるがその整備性を除けばメリットは少ないというのが私の見解になる。
クラッチ板がオイルを攪拌せずロスが少ない、あるいはクラッチハウジングの小型軽量化というメリットが強調されるようだが、その排気量と出力を考えれば損失は微々たるものだろう。
そして何よりも、単板ではなく多板の乾式クラッチは、扱いに神経を使うものである。

イメージ 1
さて、クラッチの分解作業に入ろう。
916系の4バルブ水冷エンジンにも、乾式クラッチが採用されている。

イメージ 2
センターナットを緩めてクラッチハブを取り外す。

イメージ 3
コニカルスプリングには放射状に緩み防止のリブが切ってある。

イメージ 4
次はクラッチハウジング。

イメージ 5
ハウジングを固定する8本のボルトにはネジロック剤が使用されている。

イメージ 6
構造上このボルトを外すとネジロック剤のカスがエンジン内部にも落ちてしまうため、ハウジングの取り外しはクランクケースカバーの分解を前提に考えなければならない。

発進時にジャダーが出やすい乾式クラッチを公道で使用する場合、とくに消耗が激しいのはクラッチハウジングである。そしてハウジング交換のたびにクランクケースカバーの分解が前提となるのであれば、整備性という面から考えても乾式であることのメリットはほとんどなくなってしまうのだが・・・

Motorcycle Engine overhaul Service 
小川メンテナンス
宮崎県北諸県郡三股町樺山4583-10
http://www.ogawamaintenance.com/

デスモドロミック

イメージ 1

分解作業に入る前に、デスモドロミックというバルブ開閉機構について触れておく。

デスモドロミックとは、バルブの開閉にコイルスプリングを使用せず1本のバルブに対しふたつのロッカーアームによって強制的に開閉を行う機構である。その作動については動画を参照していただきたい。

当初シングルエンジンのみを生産していたドゥカティだが、他社製の高出力ツインに対抗するために、エンジンを高回転化し出力を稼ぐ必要にせまられる。ホンダの場合はエンジンの多気筒化という選択をするのだが、ドカティのF・タリオーニは、シングルエンジンのままデスモドロミックへのトライをはじめる。1956年、3本カムのトリプルノッカーが採用されたデスモレーサーが世界GPに投入されて以来、半世紀以上、ドゥカティはデスモとともにある。

デスモドロミックの特徴はひとことで言うと「バルブスプリングを持たないこと」である。
このため、エンジンを高回転化する上で大きな利点が生まれる。

■高回転域でのバルブサージングが発生せずカムへの追従性に優れるため、バルブタイミングを
  厳密に管理できること。
■バルブスプリングを持たないため、バルブ開閉のフリクションロスが極端に少ないこと。

いずれも、多気筒化せずに高回転化を果たすには決定的なメリットとなるが、その裏で

□バルブスプリングを使用しないために密閉力が弱いこと。
□バルブシートを利用したバルブの冷却能力の不足。

というデメリットもうまれる。

ドゥカティは現在でも、バルブクリアランスの調整サイクルを極端に短く設定する必要があり、冷却についてはバルブガイドを積極的に利用することで一応の解決を見ているが・・・充分とは言い難い。
通常のバルブ開閉システムが、ホンダのVTECをはじめとする可変バルブタイミング機構の多彩なバリエーションを持つにいたったのに対し、デスモドロミックはカムの数を減らしたこと以外、大きな進化を遂げていないとも言える。

しかし、ホンダが1968年に発表したドリームCB750fourが世界的なオートバイエンジンの流れを変え、それまで第一線を走っていた英国製ツインが次々に姿を消していく中で、ツインのまま4気筒高回転エンジンの国産車勢に対抗できたのはドゥカティのみであり、それはこのデスモドロミックという機構がもたらした最大の恩恵ということができる。


Motorcycle Engine overhaul Service 
小川メンテナンス
宮崎県北諸県郡三股町樺山4583-10
http://www.ogawamaintenance.com/

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]


.
検索 検索
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

qghbb333
qghbb333
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事