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久々に更新した前回の記事で、前ふりだけしておいた「たろめん」のこと、遅くなりましたがご紹介しますね。
戦前から戦後にかけて、大きな炭鉱町として栄えた佐賀県杵島郡の「大町(おおまち)」。
炭鉱なき現在では、のどかな風景が広がる田舎町になっています。
人口も激減し、町の活気も炭鉱時代とは、まるで違ってしまったこともあり、
町おこしの一環として復活させた炭鉱時代の名物料理が「たろめん」だそうです。
そして、先週、私が初めて食べた「たろめん」がこれ。
「たろめん」の特徴はおおまかに挙げれば、こんなところです。
●牛骨や豚頭骨のだしをとったスープ。
●刻んだ「生姜」が入っていて、スープに生姜の風味がする。
●具材に、ちゃんぽんのように野菜(キャベツ、玉葱、人参、きくらげ)をたくさん入れ炒める。
●海老がたくさん入っている。
●ちゃんぽんに似ているが、うどん麺を使っている。
この「たろめん」復活の話題を知ってからは、私は大町に行って、たろめんを食べるのをすごく楽しみにしていました。
現在、大町でたろめんを提供しているお店は8店舗あるそうですが、私たちが入ったのは、親戚に教えられたこのお店でした。
たろめんを出しているお店の前には、こういうのぼりやポスターが目印にあるみたいです。
私の「たろめん」の感想ですが、野菜もいっぱい入っていて、
ほんとにあっさり味のちゃんぽんのようなスープで、とてもバランスの取れた
おいしい麺料理だと思います。
特徴の「生姜の風味がするスープ」が、日本人には「珍しい」と言われるらしいのですが、中国の味に慣れた私たちの味覚には、「慣れ親しんだ味」でした。
実は、紅燈籠のちゃんぽんも、うちのダンナがアレンジを加えるうちに、いつしか生姜の風味がきいたスープになっていますからね。
でも、リピートして食べてくれるお客さんがたくさんいるので、生姜風味は日本人にも受け入れられる味なのでしょう。
8つのお店で提供しているとのことなので、ぜひ他のお店のたろめんも食べ歩きたいと思っています。
ところで、この「たろめん」のことは、中国の麺を研究されている荒川さんのブログでも紹介されたんですよね。こちら↓
荒川さんの推察によると、「たろめん」の発音が中国北方地方でよく食べられる麺「ダールー麺」に似ているから、ルーツがそこにあるのではないかとのこと。
たしかに、今回食べたたろめんも、麺は中国から伝わったような白い麺でした。
お店の方に聞いたら、乾麺を使っているとのことでしたが、ちょっと太めで断面が丸くてツルンと食べられるような麺だったので、珍しいですよね。
こんな麺どこで買えるのかな?
ダールー麺は、白い手打ち麺で、とろみのあるスープが特徴なのです。
もともとは、麺食の聖地とも言われる山西省あたりから各地に広がっていったと思います。
山西省出身のダンナが作るダールー麺が下の写真↓。
山西あたりでは、しいたけや金針菜・きくらげなどを入れて、しょうゆベースの味付けのが多いのですが、北京などではトマトや玉子を入れたスープが多いそうです。
いずれにしても、たくさんの具材とスープに白い麺の料理というのは、
たろめんと一致してますが、
ルーツが同じだとしても、もうすでに違う料理になってますね。
「たろめん」と「ダールー麺」。
どちらも、私の大好きな料理です。 |

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