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笑らくのらくらくぶろぐ
社会人落語家「七瀬亭笑らく」が、落語の事を中心に、日々の戯言を綴っております。
落語を初めて約10年になるのですが、いまだに慣れないのが「雑音」と「人の動き」です。

私がただ異常に神経質なのか、それとも落語される方なら、多かれ少なかれ影響されるのかは分かりませんが、個人的には「雑音」と「人の動き」が気になって気になって、落語の出来に影響が出てしまいます。

先日もあるグループの中で、私が落語を始めた途端に「パシャパシャ!」と写真を撮り始めた方がおられました。
私を撮って何になるのか分からないのですが、パシャパシャパシャパシャ!
それが気になって、落語に集中出来ません。
じっとしておいて欲しいんですよね〜〜〜!!!

そんな人への予防策として、私は落語を始める前に「携帯電話はお切り下さいね!」と「落語を聴く時の心構え あ・い・う・え・お」をお客さんに伝えています。

落語を聴く時の心構え
あ・・・あくびをしない。
い・・・居眠りしない。
う・・・ウロウロしない。
え・・・笑顔で聴く。
お・・・面白くなくても笑う。

これを言ってる最中も、カメラ片手にウロウロウロウロ!
気になって落語どころじゃありませんでした。
案の定、落語の出来は最悪でした・・・・・・。

この「あいうえお」の中でも、あくびや居眠り、ウロウロされるのは落語家にとって非常に気持ちを持っていかれるものです。

立川談志師匠が、客席のお客さんが居眠りしてた事に腹を立て、そのお客さんを退場させたのは有名な話ですが、そこまで出来ないにしても、高座の上からは意外とお客さんの表情とか反応は見えているもので、気になるのは確かです。

私はこれにもう一つ「か行」を付け加えたいです。
か・・・会話をしない。
き・・・キョロキョロしない。
く・・・くしゃみしない。
け・・・結果(落ち)を先に言わない。
こ・・・こ・・・こ・・・
こが思いつきません。(笑)

高座で一生懸命喋ってるのに、お客さん同士が会話している事って結構あるんです。
これも結構気になるんですよね〜!

落語ってそれ位デリケートな芸だと思うんです。
「座布団一枚あればどこでも出来る」と言われる落語ですが、座布団一枚では絶対無理。
高座は必要だし、高齢者相手ではマイクとスピーカーは必需品。
そして何より、「さあ!落語を聴くぞ!」って言う環境が必要だと思います。

落語は「刹那の芸」と言われる事があります。
その一瞬一瞬のくすぐりに笑いが起きる。
その一瞬一瞬の中に感動がある。
お客さんも演者も、集中できる環境の中から最高の笑いが起きると思うのです。
落語会ではそんな環境が整っています。
私の場合、下手すると宴会中に呼ばれたりする。
そう言った時は、決まって終わった後に「呼ばれてもやらなきゃ良かった」と思ってしまいます。

デリケートな芸だけに「そんな中では出来ません!」と断るバリケードも必要なのかもしれませんね。

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ウケる噺に出会う事。

3月は9回、高座に上がれましたが、4月に入っても好調で、4日2回。5日1回。6日1回。7日1回と4日連続、高座に上がりました。

4日は2組の前で「老婆の○○」と「別れ話は突然に」
5日は1組の前で「別れ話は突然に」
6日は1組の前で「桃太郎」「別れ話は突然に」
7回は1組の前で「老婆の○○」

「老婆の○○」は相変わらず大うけですが、今年に入ってはじめた「別れ話は突然に」のウケが実にいい!
特に高齢者の方々のウケ具合は半端ないのです。
6日のお客さんは50人程でしたが、皆さん、身に覚えがあるのか、頷きながら笑っておられます。
終わった後も「今日の噺はすごく面白かった!」と口々に言って来られ「また一段と腕を上げたね〜!」とお褒めのお言葉も頂戴しました。

社会人落語家にとって、ウケる技量も大事ですが、ウケる噺に出会う事は非常に大事です。
噺の力にたよってばかりではダメなのかもしれませんが、プロと違って噺のチョイスを自由にやれるのが社会人落語家の強み。
生かさない手はありませんよね。

これでまた私の得意ネタが一つ増えました。
今年は新ネタ3作で1年やっていけそうです。



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今日の昼は、毎年私の落語を楽しみにお越し頂くグループの前で2席させて頂きました。

女性ばかりでしたので「これはいけるかも!」と最初にやったのは「権助魚」
今年3作目のネタおろしです。

台詞はほぼ覚えていたので、意気揚々とやったのですが・・・・・・、反応がイマイチ。
あまり笑いが取れませんでした。
「ネタおろしだから仕方ないか!」と、それを取り返す気持ちで2席目は「別れ話は突然に」
何回もやってきているし、笑いが取れるのを確信していたので自信満々にやったのですが・・・・・・、
こちらも、予想に反して、反応が予想の半分。
「同じ噺で、こうも反応が違うものか?」と、ガッカリして高座を降りました。

落語が終わると、すぐに送迎があったので昼ご飯を食べる暇もなく出かけたのですが、2時半位に帰り着くとそのグループはカラオケで盛り上がって居られました。

落語は何回も高座でやってる内に練れてくる。
練り上げて練り上げて完成形に近づきつつも、納得いく完成形になる事は無いのかもしれない。
それが落語なのだと確信しながらも、こうして今年3作目のネタおろしは、ほろ苦いネタおろしとなりました。

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