映画のTVCMの松たか子さんを見ない日はないように思います。
「娘はこのクラスの生徒に殺されました」
イジメのお話だとばかり思ってた。
でも、殺されたのは、女教師の4歳の子供。
all aboutより引用↓
生徒に娘を殺された中学教師の報復は、多くの波紋を経て破局へと突き進んでいく。高い評価とセールスを記録した大型新人のデビュー作。
国産ミステリー界の"新人王"を投票で選ぶとすれば、昨年度の栄誉に輝くのは湊かなえに違いない。湊かなえは1973年広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。2005年に第2回BS‐i新人脚本賞に佳作入選し、2007年には第35回創作ラジオドラマ大賞と第29回小説推理新人賞を獲得した。後者の受賞作「聖職者」を第1章とした初長編『告白』は"週刊文春ミステリーベストテン"の第1位と『このミステリーがすごい!』の第4位にランクインしている。そんな華やかなデビューの経緯からも、いかに大型新人であることは一目瞭然だろう。
『告白』はこんな物語だった。第1章にあたる「聖職者」では、中学校教師の"このクラスの生徒に娘を殺された"という挨拶を通じて、彼女のグロテスクな復讐計画が淡々と述べられていく。第2章「殉教者」で女子生徒の視点から殺人犯たち――下村直樹と渡辺修哉の姿が描かれた後、第3章「慈愛者」では下村の家族、第4章「求道者」では下村自身が語り手を務めることになる。独善的な人々の"語り"によって殺伐としたドラマを描いた傑作なのである。
(引用ここまで)
6章まであり、それぞれが、登場人物の語りで描かれている。
そう、芥川の「藪の中」や、クリスティの「検察側の証人」ばり。
こういうの、大好きなんです。
これが真実かと思った次のページで、違う人物からの視点で、新しい内容が語られる。
この話は、総じて、ひとつの真実にまとめあがっていて、すっきりはする。
藪・・・などは、結局真実は藪の中ってわけで、すごくもやもやした読後感。
うん、それに比べたら、すっきりだ。
あの有名な松たか子の「どっかーん」の意味もわかった。鳥肌もの。
ただの推理ではなくて、社会問題として取り上げられていることを、
作者なりの視点で語っていて、とても興味深かった。
私も良く意見したりする内容のことも、うわー、やっぱり、小説家は、
深いなぁ・・・と感心しきり。
実は、気に入ったフレーズというか、主張が、
たくさんあったのだけれど、
ここに書いても・・・ね。
でも、本返しちゃったら、見れなくなっちゃうんだよね。
少年法・・・
未成年だからといって、顔も名前も出せないのなら、
犯人が調子に乗ってつけた名前も公表しなければいいと思います。
(中略)
ヌケ作だのノグソだの、みっともない仮名をつけてやればいいのです。
(中略)
最初から犯人が未成年とわかっているなら、事件を最小限に取り上げ、
自己陶酔する子供の愚かしさを勘違いも甚だしいとたしなめてやるのが
大人の役割ではないでしょうか。
湊さん、すごいです。
とにかく、世の中の歪んだ物事について、すっぱりと切り込みを入れていきます。
子育てについても、先生という職業も、新しい視点を教えてもらえた気がします。
うーん。買っておこうかな。
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