酔い人「空太郎」の日本酒探検

お酒は無濾過生原酒か無濾過原酒。火入れは瓶燗必須。

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 十一月に一都三県(神奈川、千葉、山梨)の酒蔵が参加するお酒イベントが都内でありました。
 入場料が500円という格安な内容だったので文句は言えませんが、開場が15時で、仕事が終わってから18時半ごろにお邪魔した時には、すでに神奈川の美酒はほとんど空っぽでした。
 東京と山梨も同じような事態でしたが、何故か千葉の酒蔵さんは別。

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 氷を入れてお酒を冷やすバットもたくさん持参し、用意したお酒もたっぷりで、お開きまで左党をおおいに楽しませてくれたのです。
 空太郎も、いつものように、一つ一つのブースにはり付いて、すべてのお酒を試飲しまくりました。
 その際、「おっ、このお酒いいじゃん」と一番心に残ったお酒があったので、後日、千葉の酒販店さんから取り寄せたのです。
 これです。

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 「鳴海 純米 無濾過生原酒」。
 千葉県勝浦市の東灘醸造さんが醸しているお酒です。
 東灘醸造の主力銘柄は「東灘」。
 昨年の千葉のイベントでいただきましたが、空太郎の口には合いませんでした。
 ところが、今回は「鳴海」だけを持ち込んで振舞っていたのですが、空太郎好みのムロナマゲンであったことに加えて、含み香も品が良く、なかなかの出来映えでした。
 接客してくれていた蔵元社長の君塚敦さんに伺うと、次のようなお話でした。

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 味の乗った無濾過生酒シリーズを出そうということになり、別ブランドを立てることにしました。
 鳴海は「なるか」と呼びます。
 勝浦湾を望む岬の高台に鳴海(なるか)神社があり、市民に慕われています。
 毎年1月に実施する市の駅伝も「鳴海駅伝」といい、勝浦市民にとって「鳴海」はなじみの深い名前で「なるみ」と読み間違える人はいません。
 そこで、勝浦の地酒であり、このお酒を育んだ自然・地域に感謝する意味もあって「鳴海」と命名しました。
 平成14BYに吟醸酒を、平成19BYに純米酒を発売しています。
 造ったお酒は滓引き後、一升瓶に詰めて冷蔵庫に保管し、熟成具合を見ながら月に一度出荷しています。
 二年目になった純米は夏までは酸が目立ち荒かったのが、秋に入って味に膨らみが出て美味しくなってきたと思います。
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 結構です。
 山田錦の55%精米の純米ムロナマゲンです。
 いただきます。
 抑制気味ですが、酸味から来ると思われる上立ち香を感じます。
 口に含むと、中程度の大きさのまあるい旨味の塊が、表面をほぼ平滑に磨きこんで直球勝負で突っ込んできます。
 受け止めて、舌の上で転がすと、旨味はゆっくりと拡散しながら、中粒の旨味を少量、放ってきます。
 粒から現われるのはまろやかな米由来の旨味と、遠慮がちで少量の甘味です。
 甘旨味は量が少ないこともありますが、あまり広がろうとせずに、味わいの舞台の中央でちんまりと踊ります。
 そこに酸味が現われて、甘旨味を取り囲んで引き締めながら、溶け合います。
 立ち上がってくる含み香はこの酸味が主体で、鼻腔をちくりと刺激します。
 最後に辛さがやってきて、呑み下すとツルリと喉の奥へと滑り込んで行きました。 

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 ムロナマゲンにしてはあっさりとした味わいですが、これはこれで旨いです。
 ただ、含み香はもう少し優しく華やかな方がいいかもしれません。
 いずれにしろ、「鳴海」は今後も要チェックだな、と思うのでした。

★お酒の情報(09年673銘柄目)
銘柄名「鳴海(なるか) 純米 無濾過生原酒 20BY」
酒蔵「東灘醸造(千葉県勝浦市)」
酒分類「純米酒」「原酒」「無濾過酒」「生酒」
原料米「山田錦」
使用酵母「不明」
精米歩合「55%」
アルコール度数「17〜18度」
日本酒度「+2」
酸度「1.8」
情報公開度「○」
標準小売価格「720ml=1450円」
評価「★★★★」

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