酔い人「空太郎」の日本酒探検

お酒は無濾過生原酒か無濾過原酒。火入れは瓶燗必須。

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 とんぼ返りで九州へでかけた佐賀県唐津市の夜、天狗茶屋さんで佐賀の純米酒尽くしに四杯目にいただいたのはこれです。

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 「能古見 特別純米」。
 佐賀県鹿島市の馬場酒造場さんが醸しているお酒です。
 馬場酒造場さんが蔵元の馬場第一郎さんのリーダーシップで美酒の評価を確立したお話は、すでにブログに書きました。
 馬場さんは、小さな酒蔵が生き残るにはそのお酒に物語性があることが重要、と考えています。
 その物語のスタートは原材料が地元のお米であることと考え、80年代から酒米の王者、山田錦を地元で栽培したいという情熱で農家を説得してきました。
 現在、九州産山田錦は結構な量になっていますが、馬場さんはその魁の一人です。
 能古見は純米吟醸以上に全量山田錦を使っています。

イメージ 2 

 また、純米には佐賀県が開発した佐賀の華を採用。
 能古見はこの二つの酒米を柱にしています。
 佐賀の華(佐賀酒12号)は山田錦と若水を交配させて佐賀県が2000年に登録した酒造好適米です。
 溶けやすく、酸度が低めに出る純米酒向けの酒米だそうで、佐賀県の酒蔵さんの多くが採用しています。
 今夜いただくのはそんな佐賀の華を全量使った純米酒です。
 いただきます。

イメージ 3 

 上立ち香は感じないまま口に含むと、中程度よりもやや大きめに膨らんだ旨味の塊が、表面を平滑にして、少ない摩擦を発生させながら突っ込んできます。
 受け止めて、舌の上で転がすと、旨味はスピードを上げながら拡散し、旨味の粒を次々に放ってきます。
 粒が弾けて現れるのは、適量の甘さと米由来ののどかな旨味です。
 甘旨味は適度に交じり合いながら、味わいを少しずつ広げていきます。
 含み香もまた極小。
 そして、後から酸味が適量と渋味が少々やってきて、甘旨味を包囲して適度に締め付けます。
 そして、最後に結構な辛さがドドとやってきて、全体を抱え込んで、喉の奥へと消えて行きました。
 余韻はそこそこキレのよいものでした。 

イメージ 4

 五味のバランスがとてもよろしい旨酒です。
 能古見の実力を再認識いたしました。

*一升三千円以下の美酒に登録します。

*次のお酒はこれ

★お酒の情報(10年191銘柄目)
銘柄名「能古見 特別純米 21BY」
酒蔵「馬場酒造場(佐賀県鹿島市)」
酒分類「純米酒」
原料米「佐賀の華」
使用酵母「不明」
精米歩合「58%」
アルコール度数「15〜16度」
日本酒度「−1」
酸度「1.8」
情報公開度「△」
標準小売価格「720ml=1425円」
評価「★★★★」

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能古見は、うちの近所で普通に入手できますが、博多・中洲の鮨屋あたりでは、能古見を置いていることがステータスとなっているとか。
黒瓶の中取り純米吟醸がリンゴ系の上品な香りで僕は好きです。

2010/5/5(水) 午後 6:50 [ 酒弥人 ] 返信する

酒弥人さん、能古見はステータスになるお酒ですね。
6月に東京で佐賀酒イベントがあるので、とっても楽しみです。

2010/5/6(木) 午後 0:29 空太郎 返信する

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