酔い人「空太郎」の日本酒探検

お酒は無濾過生原酒か無濾過原酒。火入れは瓶燗必須。

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 自宅の晩酌にお酒を選びました。
 これです。 

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 「宮寒梅(みやかんばい)三米八旨(さんまいはっし)純米吟醸」。
 宮城県大崎市の寒梅酒造さんが醸しているお酒です。
 寒梅酒造は2008年に蔵元令嬢の岩崎真奈さんと夫の岩崎健弥さんが酒造りに参加。
 その後、若い二人と父上の岩崎隆聡さんの3人を中心に美酒造りにまい進しています。
 東日本大震災の影響で蔵が大きな被害を受けたこともあり、新蔵を新設。
 完成したのを機に、全量純米蔵にシフトしました。
 寒梅酒造は以前から3ヘクタールの水田を持ち、そこで「美山錦」「愛国」「ひより」の三種類の酒米を栽培して酒造りに使っています。 

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 そこで今回、初めて一本の仕込みに三種類のお米をすべて使って見ることにしたのです。
 それぞれの米の適性を考えて、麹米(全体量の2割)に美山錦(45%精米)、酒母米(1割)にひより(40%精米)、掛米(7割)に愛国(55%精米)を使いました。
 そして、サブ銘柄として「三つの米を使って八つ(加えてそれ以上の意味を末広がりに含めて)の旨味を奏でる」ということをアピールするために、「三米八旨」という造語をしたという訳です。
 一回火入れの純米吟醸酒です。
 いただきます。 

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 上立ち香はフレッシュな甘い香りがほんのりと。
 口に含むと中程度の大きさの旨味の塊が、見事なほどに磨きこんで鏡のようにツヤツヤきらきらさせながら転がり込んできます。
 受け止めて保持すると、軽やかにステップを踏みながら膨らみ、拡散しながら適度な大きさの粒粒をテンポよく連射してきます。
 粒から滲出してくるのは甘味7割、旨味3割。
 健やかで朗らかな甘味はトロリと踊り、穏やかな旨味はその周囲でバネのように弾んで、味わいを三次元にひろげるのです。
 含み香は芳しい甘い香りに、ごく微量であるもののカビの匂いが。
 後から出てくる酸味と渋味は量は少ないけれども、力強さはあって、甘旨味にメリハリを付与。
 その後も四味は大人の節度を持って単独で突出することなく、終盤まで絶妙な味わいをアピールし、最後もバランスを崩さずに喉の奥へと消えていきました。 

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 宮城の躍進蔵にのし上がるポテンシャルを見せつける美酒でした。
 今後に期待をしたいと思います。

★お酒の情報(13年85銘柄目)
銘柄名「宮寒梅(みやかんばい)三米八旨(さんまいはっし)純米吟醸 23BY」
酒蔵「寒梅酒造(宮城県大崎市)」
酒分類「純米吟醸酒」
原料米「麹米=美山錦、酒母米=ひより、掛米=愛国」
使用酵母「不明」
精米歩合「麹米=45%、酒母米=40%、掛米=55%」
アルコール度数「16〜17度」
日本酒度「+3」
酸度「1.5」
情報公開度「○」
標準小売価格「1800ml=3360円」
評価「★★★★(4.6点)」

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