酔い人「空太郎」の日本酒探検

お酒は無濾過生原酒か無濾過原酒。火入れは瓶燗必須。

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 海外で造られている日本酒を集めて、呑み比べてみようではないか、という企画が先日、京都で開かれました。
 題して「Sake World Cup 京都」。
 空太郎も、どの程度の日本酒が醸されているのかを体感したくて参加してきました。
 順番にご紹介します。
 5本目はこれです。

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 「絹の雫(きぬのしずく)クリスタル 特別純米」。
 スペイン・トゥイシェント村のSEDA・LIQUIDA(セダ・リクイダ)さんが醸しているお酒です。
 蔵元杜氏のアントニー・カンピンズさんはすでに60歳後半の方ですが、2005年にドイツのフランクフルトの和食レストランで日本酒と出会い、その芳醇な香りと爽快な味わいに魅せられました。
 そして、どうしても自ら日本酒が造りたくなって、日本酒造りに適した寒冷なトゥイシェント村に2015年末に醸造所を作り、16年2月から酒造りを始めています。

イメージ 2

 麹を作る技術が不足しているとの認識から、使用する麹は山田錦の乾燥麹を日本から輸入し、それ以外の掛米用や酒母用の米も日本から山田錦を輸入して酒造りをしています。
 しかし、いずれ、スペイン産の米で麹作りから自力でやりたいと考えており、昨年(2017年)は夏場に新潟県の尾畑酒造に酒造りの修行にやってきています。

 そういうわけで、今回いただくのは山田錦50%精米の特別純米酒となります。
 いただきます。

イメージ 3

 上立ち香は僅少に。
 玩味すると中程度の大きさの均整の取れた旨味の塊が、平滑になった表面に油膜を張って、ツルツルの感触を振り撒きながら、まっしぐらに忍び入ってきます。
 受け止めて舌の上で転がすと、回転しながら遠心力で膨らみ、拡散しながら、適度な大きさのガラス球様の粒々を連射してきます。
 粒から滲出してくるのは甘味6割、旨味4割。
 甘味はオーソドックスで凡庸な印象、旨味は適度なごく味を持ったタイプで両者は淡々とした踊りを展開します。
 流れてくる含み香も僅少に。
 後から来るのはほんのわずかな渋味のみで、甘味がすぐにへたることから旨味の独壇場となるのです。
 その旨味は増長することなく、限られた範囲でキビキビとしたドライで気持ち華やかな世界を描きながら、徐々に縮退して喉の奥へと吸い込まれていきました。

イメージ 4

 それでは、海外産の日本酒6本目に参ります。

お酒の情報(18年193銘柄目)
銘柄名「絹の雫(きぬのしずく)クリスタル 特別純米 29BY」
酒蔵「SEDA・LIQUIDA(スペイン・トゥイシェント村)」
分類「特別純米酒」
原料米「日本産山田錦」
使用酵母「協会901号」
精米歩合「50%」
アルコール度数「14度」
日本酒度「+7」
酸度「1.2」
情報公開度(瓶表示)「△」
標準小売価格(税抜)「750ml=不明」
評価「★★★★(4.1点)」

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