酔い人「空太郎」の日本酒探検

お酒は無濾過生原酒か無濾過原酒。火入れは瓶燗必須。

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 愛媛の気になる酒を自宅に取り寄せて、まとめて飲むことにしました。
 三本目に開けたのはこれです。

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 「賀儀屋9(かぎや・ないん)辛口純米酒」。
 愛媛県西条市の成龍酒造さんが醸しているお酒です。
 このお酒は賀儀屋の番外編シリーズの一つとなります。
 賀儀屋はデリシャスリンゴ系の香りを売り物とするため、使う酵母は愛媛県が開発した「EK−1」に絞り込んで、他の酵母に浮気をすることなく、やってきています。
 ただし、10年が経過して、そろそろ定番以外の番外編を造ってみようか、と蔵元後継者の首藤英友さんと織田杜氏が話をまとめました。
 一年目の23BYには協会7号酵母を使った新しい賀儀屋を一本仕込みました。
 そのお酒は先日、いただき、ブログに書きました。
 そして、二年目の24BYは協会9号酵母を使ったのです。
 よって、「賀儀屋9」となっているわけです。

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 英友さんによれば、
 「定番の賀儀屋に比べて香りも酸味も少ないですが、キレは抜群です。飲み下した後の切れ味はこれまでの賀儀屋にはないものですよ」
 と話してくれました。
 確かに日本酒度プラス9は賀儀屋としては思い切った辛口。
 松山三井70%精米の純米瓶火入れです。
 いただきます。

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 立ち香は9号系で出会う抑制された香りがほんのりと。
 玩味すると中程度の大きさの旨味の塊が、平滑な表面にサラサラな産毛を生やして猛スピードで駆け込んできます。
 受け止めて保持すると、速度を落とすことなく旋回し、リズミカルに膨らみながらやや小振りの硬い粒粒を四散させてきます。
 粒から現出するのは甘味3割、旨味7割。
 モノトーンタイプの旨味は甘味を従えて主役をはり、紺色の淡い世界を描いていくのです。
 含み香も僅少。
 後から来る酸味と渋味もパワフルな旨味の前に、遠慮がちに包囲して、薄っぺらい輪郭を形成。
 旨味は最後まで力強く踊り、ようやく疲れの見えたころに、渋味が強まって、全体を絞り込んで、昇華していきました。

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 定番の賀儀屋に比べて、華やかさには欠けますが、お燗好きは受け入れるでしょう。
 値段も割安ということもあり、地元でも売れることを意識しているのかもしれません。

*次のお酒はこれ

★お酒の情報(13年238銘柄目)
銘柄名「賀儀屋9(かぎや・ないん)辛口純米酒 24BY」
酒蔵「成龍酒造(愛媛県西条市)」
酒分類「純米酒」「瓶火入れ酒」
原料米「松山三井」
使用酵母「協会9号」
精米歩合「70%」
アルコール度数「16〜17度」
日本酒度「+9」
酸度「1.5」
情報公開度「△」
標準小売価格「1800ml=2300円」
評価「★★★★(4.0点)」

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