私たちは境界をつくる 山の尾根に 川の中州に 湖の小島に 林をよぎって畑をよぎって 町のなかを ブランデンブルク門のまえ ヴィム・ヴェンダースの天使が国境を越えると モノクロ画面はカラーにかわった こちら側とあちら側というように 私たちが地図のうえにひいた境界は 私たちのこころにもつながっていて 私たちを差別する 私たちを難民にする 私たちを狙撃する 私たちが国境で足止めされているあいだに 牛乳缶を積んだ小型トラックが ウクライナからベラルーシへと国境を越えていった こともなげに 空中の放射性物質も 風にのって 幻蝶のように 若松丈太郎 連詩『悲しみの土地』より「風景を断ちきるもの」(一部抜粋) この間、アマゾンに注文した詩集がやっと届きました。 品薄だったらしく、手元にくるまで一ヶ月位かかりました。 おさめられている作品は、どれも力強く、静謐で、土の匂いがするようです。 上記の部分が一番心に残りました。 ありがとう!
|
全体表示
[ リスト ]




私も欲しいなぁ,この詩集。
探してみようかなぁ。ありがとうございます。
2012/4/14(土) 午後 9:46
分かりやすい言葉の後ろにある厳しい現実
今ある世界の、苦悩を静かに語りかけます。
この方の詩がどなたかの文章の中で紹介されていました。
それを見て、すぐにqooさんのことを思い出しました。
私も、もっと読んでみたくなりました。
教えて下さって、有難うございます。
2012/4/15(日) 午前 0:13
>爺っちゃさん
ぜひ、ご一読を。
原発事故の後、にわかに注目されてきた人のようです。
2012/4/15(日) 午前 8:24
>alfmomさん
この連詩は、作者が実際にチェルノブイリ福島県民調査団に参加して得たものだそうです。
上記の部分は、今の日本と重なっているようで、何度も読み返してしまいました。
2012/4/15(日) 午前 8:33