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〜5話〜

マスターはキュッキュッと音をたてながらカップを磨いていた。





磨く手をしばしば休め、その度にある一点をじーっと見つめた。






今まで生きてきた短い様で長かった人生を振り返っても





何を考えているか読めない人間は二人目だ。






僕には大抵人間の考えている事が分かる。






誰からでも





いろんな相談をもちかけられた。






臨機応変に適当な解答、僕なりの考えを与えた。








人間は相談するが、





それは既に決まっている心に最後の押しが欲しくて解答を求める。






ただ肯定してもらうことで安心を得るために。






マスターは手を止めてこちらに話しかけてきた。







「キミどうしてここに来たの?」






あっけにとられる。






どうして?って、どうして?







店は利益を得るために、客を引き寄せて金をえる。






ぼくの考えはおかしいのだろうか…。







「たまたま目に入りまして…」






「そうですか」







店主はコップを念入りに磨きながら軽く返事を返してきた。






不思議でしょうがない。






利益を上げるために11時まで店を開けているだろうに…。





さらに不思議なのは、自分に対してかもしれないが、





全く店主とのやりとりに苛立ちや疲れがなかった。


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人生

人生において必要な事とは

勝つ事にあらず

決して

負けない事


あらゆる面で勝てなくても

負けない力、

自信、

野心、

欲望

時には負けたフリをして、

死んだ魚のような目をして

一瞬の隙を待っている

獲物を捕らえるその瞬間まで

登ってゆく、

黄金の龍のごとく

〜4話〜

さっきまで暖かく




優しく吹いていた風は




夏を追い払うように僕の背中を刺していった。





何食わぬ顔で僕を切り刻んでゆく。





それは僕にとってただの風であって、アルコールの入った体にはちょうどよかった。












(その日、砂埃の舞い狂う強い風が吹いていた)















月光は僕の影を作りだし、その黒いボクは足並みを揃えて少し前を進んでいった。





僕の足を地面に引っ張り込もうとする、黒いボクがそこにはいた。






一件の明かりが何故か明るく光りはなっていた。






こんな所に喫茶店があったか不思議に思ったが、あまりの輝かしさに無意識で入店してしまった。







外から見えた明るさほど明るくなく、むしろ落ち着きのある暗さがあった。






コーヒーのいい香りが店じゅうに広がっていた。






しかし誰も店にはいない、お客はもちろん店主さえもいなかった。






カランカラン






と鈴のなる音に反応してでてくる様子さえなく、ぼくだけが取り残された感じさえあった。






「あの〜、すみません!」






中から返事はない。






僕は後に引くのは嫌いなタイプなので、必ず一杯飲んで帰ろうと決意した。





「は〜い。」





白い髭。






体は大きくて威圧感さえある。






「いらっしゃいっ。」

カラフルな枠☆1☆

今回は色々な枠を作ってみました^^
太さや色を変えてどんどん使っていきましょう!!



ピンクver.
♥とんちゃんの徒然日記。♥


||<#ff1493' style='width:560px;height:8px' ``||
||||<#ff69b4' style='font:bold 20px;color:white' ``♥とんちゃんの徒然日記。♥||
||<#ff1493' style='height:8px' ``||





イエローver.
♥とんちゃんの徒然日記。♥


||<#ffd700' style='width:560px;height:8px' ``||
||||<#ffa500' style='font:bold 20px;color:white' ``♥とんちゃんの徒然日記。♥||
||<#ffd700' style='height:8px' ``||





グリーンver.
♥とんちゃんの徒然日記。♥

||<#adff2f' style='width:560px;height:8px' ``||
||||<#00ff00' style='font:bold 20px;color:white' ``♥とんちゃんの徒然日記。♥||
||<#adff2f' style='height:8px' ``||





ブルーver.
♥とんちゃんの徒然日記。♥

||<#00bfff' style='width:560px;height:8px' ``||
||||<#87cefa' style='font:bold 20px;color:white' ``♥とんちゃんの徒然日記。♥||
||<#00bfff' style='height:8px' ``||





パープルver.
♥とんちゃんの徒然日記。♥


||<#9932cc' style='width:560px;height:8px' ``||
||||<#9400d3' style='font:bold 20px;color:white' ``♥とんちゃんの徒然日記。♥||
||<#9932cc' style='height:8px' ``||


カラーコードはこちらから♪




使うときは【傑作】を押していただけると嬉しいです♪”


また、転載は♥とんちゃんの徒然日記。♥からお願いします!!


無断転載禁止です!転載&使用する時はコメントください^^

転載元転載元: †ぁレヽ£のぉ部屋†

〜3話〜

さっきまで明るかった舞と、まるで熟年離婚を宣告された弱々しい夫のような僕は並んで歩いた。




周りからはマンネリ化したカップルのように見られているのだろう。




舞は喫茶店の近くになると気が付かれぬようペースを少し落としていた。




その度に僕は入らないことを願った。




結局、改札口まで無言できた。




舞は僕の3駅さきに住んでいるので嫌でも一緒に帰らなくてはならなかった。




僕が切符を買っていると舞は定期で先にホームに入っていた。




舞の後ろ姿は悲しみと不安で疲れているように見えた。




このまま街中に走って逃げたい気持ちを押さえて、ホームに入った。




「話ってなに?」




こちらを向いて待っていた舞に話しかけた。




お互いが言いたいこと、言われる事を分かりながらの問いかけは、ばかばかしかった。




…。




長い沈黙が続いた。




「私ね新歓の時こうちゃんに初めて会って、何か冷たい人だなって思ったの。」




仕事に疲れたサラリーマン達は家に早く帰りたいのか早足で階段を降りてゆく。




「でもね会う度にこうちゃんの事ばかり見てたの。

こうちゃんって何も自分のこと話してくれないから目で見たことしか分からないの。

そんなこうちゃんの事もっと知りたいし、そばで支えたい。だから付き合ってください。」




ついに本人から言われてしまった。




やはり本人を前にしても面倒くさいとしか思えなかった。




「モテる奴はつらい」と言う言葉があるけれど、僕にとって全くその通りだ。









(あの頃は人を愛することにすべてをそそいだ)








「ありがとう。

でもおれ一人で生きていこうって思っているんだ。

舞の気持ちは嬉しい。

でも、俺と付き合うことでマイナスの事しかないと思うんだ。

ただ苦しんでぼろぼろになる友達なんて見たくない。

今の明るくてかわいらしい舞を失いたくない。

そのためには俺なんかを愛してくれるのではなく、もっと舞にふさわしい男を愛して欲しい。」





言い終わる前に舞の目には涙が浮かんでいた。




くだらない感情だ。



自分でも本当の事言っているのか分からない言葉に対して…。




線路を滑るように走る電車が時々鳴らす甲高い音。




電車の揺れと共に動くサラリーマンの首。




今日乗ってきた時間の2倍は長く感じた電車の束縛からやっと解放された。




一応舞に別れを告げ降りた。




戸が閉まる時、




「ずっと同じ気持ちでいるから。」

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