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「毎朝、宇宙にいる気分で目覚めませんか?」
宇宙飛行士の一日は、地球にある管制室から送られる1曲の音楽で始まります。 それが「ウェイクアップコール」です。
「宇宙からウェイクアップコール」←番組サイトはココ
先日もお伝えした、
NHK BSプレミアムにて RUSH が取り上げられた番組。
↑上の番組サイトで、放送分の動画が公開されています。
10/4(火)放送分です
見逃した方、ぜひご覧ください
さて、この「コロンビア」の為に作られ、
宇宙でのウェイクアップコールに使われた曲、
“Countdown”
この曲を含む、RUSHの9枚目のアルバム、
『Signals』
(‘1982)
おもむろにアルバム紹介なんぞをさせて下さい…
RUSHの一大方向転換、と当時話題になった作品です。デジタル・テクノロジーを巧く活かした、突き抜ける様なハードポップ、曲はコンパクトに、歌詞は現在及び近未来を視点に置き、それまでのサウンドとの大きな変化に賛否両論はあったようですが、時代を見据え、常に進化を遂げる彼らならではの、【第3期】=80年代RUSHの序章にふさわしい作品なのです。
では、各曲ごとに…
1.Subdivisions :重厚なシンセサイザーの音が見事に活かされ、変拍子を感じさせず計算され 尽くしたゾクゾクする展開で、また揺れるような感じが心地いい、今や代表曲 のひとつとなった名曲。
ハイスクール時代、人と同じ事をするのがいやで自分のスタイルを貫こうとし、 その結果まわりから疎外されがちになったという、ニール自身の経験が反映 されているそうです。
2.The Analog Kid :グルーブ感に溢れた勢いあるロックンロール。
「Subdivisions」の郊外よりもっと都会から離れた地方、自然の残った場所 に暮らし、都会に憧れる少年「アナログ・キッド」が成長して「デジタル・マ ン」になる…。憧れた都会生活、しかし現実との違い、生きるためにただ その場に適応するだけで、情緒の少ない人間になっていってしまう…。
「少年は草の上に横たわり、身じろぎもせずに空を見つめている 鷹が空を 舞い上がっていくその時 母が呼ぶ声が聞こえた 少年は野球帽を深く 引きおろし 目の上まで覆い隠した」 いいねぇ、この情景描写〜!!
3.Chemistry :分厚いキーボードと妙なギターリフにいつの間にか引き込まれる曲。
「音の上に音を重ねて 多重的反応 HからOへ 片方が欠けては、流れない
ああ、でもどうやって 僕たちはお互いに接触するのだろう?」
人と人との感情の交流を化学反応にたとえた曲です。
4.Digital Man :ドラムの軽快なフィルインから始まり、アレックス独特のコードが気持ちよく、
何よりゲディのブリブリベースが暴れまくってるのがたまらん!(@_@)
「アナログキッド」の続編。都会生活に適応するために、完全に自分自身を失っ てしまった状態、周囲に気を配り、同調し、そして忙しく生きる。
5.The Weapon :複雑なリズムを形成するベースや、アレックスの独特なアルペジオセンスが 光る、RUSHの新たな特色を出す作風。
邦題、『恐怖兵器』、ご存じ『Fear三部作』のパート2です。
「絹のさやに収められた鋼の刃のように 本当の実体は見えない 彼らは愛に ついて叫ぶ でも、いざ大混乱が始まったら 彼らは自らが恐れるものに頼っ て生きる そして彼らが恐れる知識は 彼らに対する武器となる」
例により、ニールの素晴しき比喩の列挙に唸らされますよねぇ。(@_@)
6.New World Man :ポリスっぽいと言われたノリのいいポップな、スマッシュヒット作。
「彼は昨日のことにはこだわらない 今日、ここで絶えず変化が起こっている のを知っている 彼には何が正しいかを知る気高さがある でも、あえてそ れを選ばない弱さもある 彼は世界を勝ち取れるほど賢いけれど それを 失くしてしまうほど愚かだ」
7.Losing It :ゲストのベン・ミンクの強力なエレクトリック・ヴァイオリンとゲディの新境地の ヴォーカル、ヘミングウェイに言及したニールの歌詞が素晴らしい曲。
「世界を駆けめぐるよう生まれついた人がいる、夢の世界を生きるために」と ヘミングウェイにあこがれ、そうして、後期の作品のなかに「それ」が失われ ていくのを見、「それが命を失っていくのを見ることは悲しい、知らないまま でいたのより」と書いたのだろう。
この詩は深いです。 そして美しいメロディラインに乗って、このニールの描くバレリーナが舞う動画 もいいので、ぜひYouTubeへ 8.Countdown :これは冒頭の番組の動画をぜひ観て頂きたいです
彼らは実際にスペースシャトル「コロンビア」の初飛行の打ち上げの瞬間をそ のNASAの「レッドセクターA」から見ていたのです。そのメンバー自身が実体 験した期待感、緊張感という感動が打ち上げのカウントダウンの生声と共 に、巧みに表現された曲なのです。
「まるで眠れる白い竜の吐息のように もくもくと蒸気を吐き出しながら…」
…ニールってやっぱり天才(@_@)
“Subdivisions”
どの曲もライヴを頭に置いた音作りとなっていて、ゲディがベースとキーボードを
弾き分けることを意識して編曲されています。ゲディがベースに持ち変えた時の
あの爽快なブリブリ感が楽しめるわけです
そういうところからも、私はこの作品を理解していくにつれ、
大好きなアルバムのひとつとなりました♪
(実は…初めは全く良さがわからなかった1枚なのですが…^^;)
はぁ。長くなりすみません。RUSHの細部を知ると、抜け出せなくなるのが
少しでもおわかり頂けたでしょうか…
余計わからんってかー(笑)それがまたRUSHの魅力なのですよ^^;
Never Alone
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