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ブラームス
1.交響曲第2番ニ長調作品73
2.悲劇的序曲ニ短調作品81
3.大学祝典序曲ハ短調作品80
クリーヴランド管弦楽団
指揮:クリストフ・フォン・ドホナーニ
REC:1987(1),1988(2),1989(3) (TELDEC 0630-19636-2)
昨日に続きドホナーニとクリーヴランド管弦楽団によるブラームスの交響曲を聴いていくことにいたします。本日は交響曲第2番ニ長調。以下やはりですます調をやめて綴ります。
第1交響曲のときに受けた癖のない模範的なブラームスの印象がこの第2交響曲においても感じる。
第1楽章。やや速めのテンポ設定ながらも重心のしっかりとした肉厚なサウンドである。だが音に深みやコクが感じられず、意外とあっさりとした感じを覚える。
第2楽章。決して「なんとなく」とか「何とか風」などいう、いわゆる曖昧な雰囲気で演奏はしていない。ドホナーニという指揮者はたぶんリアリストなのだと思う。実に即物的な演奏で、真面目で譜面どおりの演奏と言う感じである。リズムの捉え方や、フレーズの歌い方などどれをとってもソツがない。
第3楽章。速めのテンポで進められる。他の指揮者でこの楽章を聴くと大概やや遅めのテンポで出だしのオーボエのフレーズにアゴーギグを聴かせるなどして牧歌的な雰囲気を作り出す場合が多いのだけれども、そのような姿勢は微塵にもない。終始徹底した音楽の為の音楽になっている。
第4楽章。筋肉質で鍛え上げられたクリーヴランド管の素晴らしい技術が遺憾なく発揮されている。テンポは総じて速めであるが、違和感はない。引き締まったサウンドが快速なテンポの上を微塵の乱れもなく疾走していく。極めて爽快。
全曲を通して、ブラームスの「田園交響曲」などと言われているこの音楽を即物主義に徹底させた演奏と言える。ある意味でトスカニーニのブラームスに通ずるところもあるかもしれない。
強靭なサウンドが快速なテンポの上でありったけのパワーをぶつける、まったく感傷を寄せ付けない緊張感に満ちた「悲劇的序曲」と「大学祝典序曲」はドホナーニの即物主義的な解釈とオーケストラの筋肉質なサウンドを極端にあらわした演奏と言える。
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記事とは直接関係ありませんが、私はカノンが大好きです。最近は車の中でも聴いて浸っています。(とりあえず足跡残します!)
2005/11/10(木) 午前 7:33 [ lll*ll_*c*ir*_lllll* ]
ichiro様>コメントありがとうございます。お聴きの「カノン」とはパッヘルベルと言う人の作曲したの「カノン」ですよね。大変有名な音楽でいろいろアレンジされてますよね。同じ系列でいけばJ.S.バッハの「G線上のアリア」も馴染みよくていい音楽ですよ。車の中で浸れると思います。
2005/11/10(木) 午後 10:33