クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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 今年は何とか風邪をひかずに頑張ってきましたが今日もはや臨界点に達しダウンしてしまいました。このところ仕事も忙しく気力体力ともぎりぎりのところでやっていたのでその緊張の糸が一気に切れてしまった感じです。まあ、そんな事はどうでもよく今日は会社を早めに切り上げ枯渇気味の音楽をベッドで聴きながら床に伏していたわけです。
 
 マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調

ケルン放送交響楽団
指揮:ガリー・ベルティーニ
REC:1990(EMI 0946 3 40243 2 7)


 先日、佐渡裕とシュトゥットガルト放響の演奏に図らずも期待を裏切られたので今日はこの音楽の決定版といっていいでしょう、ガリー・ベルティーニ、ケルン放響の全集からの一枚を皆様に紹介いたします。
 何はともあれ音楽の冒頭から熱のこもったまとまりのある演奏を聴かせてくれる。音質は必ずしも最上とはいえないが演奏は飛びぬけてすばらしい。音が塊となって鳴り響く。音楽が始まって終わるまで緊張は弛まず、またそのしっかりとしたリズムが躍動して聴くものの心を「的確」に捉える。テンポはやや前のめりながらもどの楽章のどの部分でも決して音楽やリズム、テンポがよどまずにしっかりとした歩調で進んでいく様はまさに音楽の鬼といえるかもしれない。
 決然とした第1楽章、いくぶんテンポを押さえきりりと締まった演奏を聴かせてくれる第2楽章、ワルツ風のリズムが顕著に強調された第3楽章、過度な感情に埋没せずに整然としながら音楽の起伏を上手く捉えた第4楽章、意外と軽めのリズム感ながら要所をきちんと捉えた終楽章。
 どの部分を捉えても細かな部分にまできちんと気の届いた丁寧かつ音楽全体の流れをとって考えると非常にダイナミックな解釈に徹した演奏には感心する。とのかくすばらしい演奏でこの交響曲の一番の決定的な名盤といっていいのではないかと思ってしまう。
 ユダヤ人であるベルティーニは今年(2005年3月)に他界した。東京都交響楽団の指揮者としても活躍していて生で聴く事が出来なかった事が悔やまれる。
 押し付けがましくもなく淡々と誠実にこの音楽の魅力を余すところなく演奏している。同じユダヤ人としてマーラーにかなりの思い入れがあることはこの演奏を聴いても頷ける。
 
 出来ればしばらくこの曲の同曲異版を聴こうかと思っている今日この頃です。

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ベルティーニは都響とのマーラーチクルスへ全曲通いました。演奏を聴きながらなんど泣いたことか、あの素晴らしい演奏を思い出しました。合掌。

2005/12/18(日) 午後 7:14 うさちゅう

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うさちゅう様>コメントありがとうございました。都響とのマーラーチクルスですか!うらやましい!今となってはもう得られない最高の思い出ですね。

2005/12/18(日) 午後 11:21 ちぇり

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初めまして。ベルティーニ/ケルン放送響のマーラー全集はバラで全曲揃えました。落ち着いた深みのある音色に堅牢な構築力、クライマックスに向けての集中度の高さが素晴らしく、完成度の高い全集だと思います。5番の録音でどれか1枚ということなら、私もこの演奏を選びたいです。

2005/12/26(月) 午後 6:16 BAZ

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BAZ様>コメントありがとうございます。ベルティーニは、やはり個人的にマーラーにおいて最高と思っております。バーンスタインの録音やインバル、テンシュテット、ショルティ等の演奏も捨てがたいと思います。

2005/12/27(火) 午前 0:26 ちぇり


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