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マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ソヴィエト国立放送交響楽団
指揮:ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー
REC:1973 (YEDANG YCC-0039)
YEDANG CLASSICS という韓国のレーベルからの一枚。このレーベル、素性はよくわからないが昨年あたりから輸入CDのコーナーでよく見かけた。内容としては旧ソ連の(おそらく)放送用の音源をCDにしたものがほとんどである。察するにソ連崩壊のどさくさにまぎれて流出した数多くの放送用の音源を安値で買ってそれをCD商品として売っているのだろう。最近はあまり見かけないが中古屋あたりで投売りされているのをたまに見かけたりする。
そのような一種怪しげな音源のためだろう音質はいいはずがない今日聴いたこのロジェストヴェンスキーによるマーラーの演奏も1973年のライヴ録音とあるがモノラル録音で音質の貧弱さは推して知るべしといったところだろう。
演奏そのものは昨日のスヴェトラーノフの演奏をさらに野獣化したようなもので非常に独特で怪演というべきか。録音の悪さも手伝って金管楽器の咆哮の凄まじさが耳を突く。脳天にくる。もはやマーラーの影すら感じない。第1楽章、第2楽章とも引きずるような遅いテンポで進められなにか得体の知れない大きな塊がうごめくようで気味が悪い。
第3楽章冒頭のホルンの音程の悪さ、録音が悪いから?演奏そのものの問題?どちらかわからないけれども凄まじく狂っている。終始サウンドのバランスが悪く何をやっているのかよくわからない。ロシア色の強い厚ぼったくべたついたサウンドでぐいぐいと進められる第4楽章にはマーラー特有の官能美、恍惚美は微塵も感じられない。
ここまで散々な演奏であったが終楽章はそれでもなかなか聴ける演奏だった(ここまで聴いてきてこのサウンドに少し耳が慣れただけかもしれないが・・・)。骨太であるが流れるようなしなやかなリズムにオーケストラがバランスよく上手く鳴っている。それにしてもフィナーレの異常な鳴り方はなんだ?オケが絶叫している!?・・・。
怖いもの聴きたさで聴くのは結構。生半可な気持ちで聴くとステレオと耳が壊れますね。
ちなみにこのCDの表記には演奏団体が”Grand Symphony Orchestra of Radio and Television”となっていて一体何というオーケストラかと思ったのだが推察するにおそらくロジェヴェンが1961年から1973年まで首席指揮者を務めていたソヴィエト国立放送交響楽団(現モスクワ放送交響楽団)のことだろう。もしくは臨時に編成されたオーケストラか?その辺の真相は最後までよくわからなかった。
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ランダムからお邪魔しました♪ クラッシックいいですねぇ^^私はピアノ弾けませんが・・・ 主人が弾きますので^^マーラー・・主人に聞いてみよう^^;
2005/12/26(月) 午前 1:40 [ shi*_*133*26 ]
shin様>コメントありがとうございます。私もピアノ弾けません。マーラーはやや、ややこしい音楽家かなと思います。ご主人との会話にマーラーを。あまりややこしく考えませんように。
2005/12/27(火) 午前 0:22
ロジェヴェン、CHANDOSから出ているデンマーク放送響とのものが好きです。オケもいいし、重厚感があります。録音も素晴らしい。ソ連時代のオーケストラってなんかなじめないんですよね。。
2006/1/4(水) 午後 1:41
makoto様>コメントありがとうございます。その演奏はまだ聴いたことがありません。なるほど、それほどいいですか。確かに旧ソ連の演奏は録音技術のせいではないでしょうかね?確かにひどいものが多いです。
2006/1/4(水) 午後 8:08