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マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
シカゴ交響楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
REC:1990 (London(Decca)POCL-5158)
1990年の秋にショルティは手兵であるシカゴ交響楽団を伴って当時のソ連に演奏旅行へ向かう。その帰路の11月30日、ウィーンのムジークフェラインにて演奏されライヴ録音されたのがこの演奏である。まさに昨日聴いた全集からの第5番から20年に月日を経て演奏されたものである。
1970年盤よりも驚くほどの落ち着きをもってじっくりとそして丁寧に演奏されている。会場がムジークフェラインだからであろうか?大変しっとりとしたマイルドな音色でまとめられている。
それでいても他の指揮者の演奏に比べて管楽器の(特に金管楽器!)ボリュームがはなはだしく強調されている点については間違いないと思う。ともすれば昨日(1970年録音盤)の演奏がいかに凄まじい演奏であったのかということの証左になると思う。
少なくとも1990年盤の第1、第2楽章における演奏は70年盤に比べてややテンポが遅めに設定されていて各楽器の音色が実に豊かにそして深みを持って奏でられている。
第3楽章におけるホルンのけたたましさやハリウッド張りの演奏スタイルにウィーンの聴衆はどのような印象を持ったのであろうか。第4楽章の静寂と喧騒を内包した実に深く静かな演奏である。やや響きに乏しいところが難点か。
いずれにしてもこの演奏はショルティ晩年の円熟の演奏であり激しさとマイルドさが同居した名演といえるであろう。
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確かにマイルドなショルティ/シカゴ響ですよね。僕はショルティの指揮が固く強靭すぎる嫌いがあったのですが、この盤は中々いいですね。
2006/1/4(水) 午前 9:30
makoto様>コメントありがとうございます。1970年版より円熟味が増したような演奏ですね。ショルティは亡くなってからかなり評価が落ちたと思います。なぜでしょうかね?
2006/1/4(水) 午後 8:06
初めまして。今「エロイカ」のことを書いたばかりですが、機会があったら見て下さい。マーラーは真面目に聴いたのは3番くらいまでで、5番はシノーポリです。ショルティは大曲は得意でしたね。
評価が落ちた?のは某評論家が誉めないせい?かインテンポで即物的だったからでは?それが功を奏したのもあるのですが。
2010/3/9(火) 午後 10:07 [ hiroaki_noji ]
hiroaki様>コメントありがとうございます。ショルティはマーラーではしっくりきますが、ブルックナーだといまひとつちぐはぐさがあっていけませんでした。
2010/3/15(月) 午後 8:58
初めまして、、、、、
ブルックナーの9番をショルティでお聴きですか?
いやはや素晴らしい演奏ですよ!!
2010/9/5(日) 午後 4:26
GUINNESS様>コメントありがとうございます。しばらくお返事できず失礼しました。ショルティのブルックナーですか、第6と第5番は聴いてみましたが第9番はまだですので今度聴いてみますね。
2010/9/13(月) 午後 11:28