クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調

グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:エイドリアン・リーパー
REC:1995 (Arte Nova BVCC-6093)

 NAXOSと並んで廉価でそして高音質でCDを発売し続けてくれる、Arte Novaレーベルから一枚。エイドリアン・リーパーとスペインのオーケストラ、グラン・カナリア・フィルのコンビによる演奏を。以前に同コンビによるマーラーの第3交響曲を聴いたことがあってなかなかよかったのを記憶していたのでこの演奏にも期待が持てる。
 このグラン・カナリア・フィルというオーケストラは(意外にも!)とても上手い。スペイン領のカナリア諸島(地図上ではアフリカのモロッコの西側海上にある)に本拠地を置くオーケストラとのこと。指揮者のエイドリアン・リーパーはイギリスの実力派中堅指揮者。録音も大変良好。
 第1楽章からして音のなりがすごい。まるでアメリカのオーケストラを聴くようである。大変豪快なサウンド。技術的にも遜色なく秀演である。
 第2楽章。抑揚の効いた演奏、全体の表現やバランスが絶妙でなかなかのものだ。音楽が澱んでしまうところも散見されるが細かい部分にも気の行き届いた演奏である。
 第3楽章。ややスケールが小さい。こぢんまりとソツなく、まとめましたと言う演奏。この楽章に関してはもう少しダイナミックに攻撃的にきてほしかった。
 第4楽章。いくぶんサウンドに厚みがなくて薄っぺらく聴こえる。残念。
 終楽章。丁寧でいいのだがやはりスケールの小ささに閉口してしまう。あの第1楽章の爆発力に期待したかったのだが・・・。フィナーレのみはようやくあの爆発力がよみがえり期待通りのストレートで豪快な演奏を聴かせてくれる。

 ちなみにこのコンビによるマーラーは第1,3〜5,7番がArte Novaレーベルから出ている。いずれも廉価で音質もいいので買ってもいいと思う。演奏は第3番がすばらしかったという点を付け加えておきたい。


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