クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ゲルンシャイム:交響曲全集

ラインラント=プファルツ国立フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジークフリート・ケーラー
REC:1997[1],1996[2],1998[2,3] (ARTE NOVA 74321 63635 2)

 フリードリヒ・ゲルンシャイム(1839〜1916)という歴史の陰に隠れた作曲家の交響曲を4日間にわたって聴いたが、歴史の陰に隠れるべくして隠れた音楽家であったのだろう。同時代に生きたブラームスの作品がこのゲルンシャイムの作品を聞いたことによって皮肉にも輝きに満ちて聴こえ、類まれな才能を持った作曲家であったことが逆説的に証明された気がする。
 ただしこのドイツ・ロマン派の時代の普遍的な作品のひとつとしてゲルンシャイムの作品などが底流にあったことはベートーヴェン〜シューマン〜ブラームス等と続いていく本流がどのような土壌で流れてつながっていったのかという点を知る意味において重要な音楽として位置づけられるだろう。
 ちなみに解説書にはそれぞれの交響曲についてその特徴を一言でいうならばということで記してあったので紹介しておこう。第1番は「熱烈」、第2番は「牧歌」、第3番は「英雄」、第4番は「喜び」。聞いた感想でいえば見事に的を得た表現だと思う。
 第2と第4交響曲はメロディが優しげで大変聴きやすい。第1と第3は少々難しくて少々とっつきにくいかもしれない。
 演奏を担当したジークフリート・ケーラーの指揮とラインラント=プファルツ国立フィルハーモニー管弦楽団の演奏は中庸でとりあえず演奏しましたという感じでいまいちこの作曲家に対する熱い思いのようなものは伝わってこなかった。録音も散漫とした感覚を受けてしまう。
 記事中何度も指摘したがもっとシャープなスタイルでこれらの交響曲にアプローチをしたのであればかなり印象は違ってくるのではないかと思う。

2006/2/11〜2006/2/18までに聴いてきた演奏のINDEXです。

06.2.11
交響曲第1番ト短調作品32
http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/25404427.html

06.2.12
交響曲第2番変ホ長調作品46
http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/25482910.html

06.2.14
交響曲第3番ハ短調作品54「ミリヤム」
http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/25718336.html

06.02.18
交響曲第4番変ロ長調作品62
http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/26055630.html
   
        

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閉じる コメント(2)

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はじめまして。「とりぷる」と申します。 ぼくの感想もqq473ms9さんと似ています。作曲家は一生懸命盛り上げようとしているけれど、残念ながらいつも「スベって」いる、ように聞こえます。 でももっと高水準のオケが、しっかりした棒で演奏すれば印象はかなり変わるかも、とも思います。ドヴォルザークの1番をクーベリック/BPO(DG)で聴くと、そのカッコよさに驚くように。この盤でも「ユルさ」を楽しむというひねくれた楽しみ方はできますが、CPOあたりが何とかしてくれないものでしょうか?

2006/2/22(水) 午前 1:04 [ とりぷる ]

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とりぷる様>はじめまして。コメントありがとうございます。このCDゲルンシャイムの音楽が悪いのか演奏が悪いのかどちらがどうかはわからなかったのですが確かにぱっとしない音楽そして演奏でした。 「ゆるさを楽しむ」ってなかなかいいですね。このCDの感想にぴったりですね。これからも宜しくお願いします。

2006/2/22(水) 午後 9:06 ちぇり


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