クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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1.ピアノ・ソナタ 変ホ長調 K.282
2.ロンド ニ長調 K.485
3.ピアノ・ソナタ ト長調 K.283
4.ロンド イ短調 K.511
5.ピアノ・ソナタ ニ長調 K.284
 
バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
アントン・ヴァルター1785年モデル(ヘラルド・トゥインマン2002年製作)
REC:2003,2004(Brilliant 93025/5)

 前回に引き続きモーツァルトがバイエルンの音楽好きの貴族タデーウス・フォン・デュリニッツ男爵の為に作曲した6曲からなるピアノ・ソナタのうちのの第4番から第6番までの作品。3曲とも1775年初めにミュンヘンで書かれたということだ。
 アダージョ楽章からはじまる変ホ長調のソナタ(第4番)K.282はどの楽章も叙情的で大変美しい。しっかりとした構成美溢れ、引き締まったト長調のソナタ(第5番)K.283、デュリニッツ・ソナタの最後を飾るのにふさわしい堂々とした風格を感じさせるニ長調のソナタ(第6番)K.284。どれもが爽やかな美しさに満ちていて春のそよ風を感じさせる。
 さて、このCDには2つのロンドがソナタの合間に間奏曲風に収められている。
 ニ長調のロンドK.485は「ソナチネ・アルバム」に収められているためピアノを習っている(いた)人にはとても馴染みがあるはず。大変愛らしい作品で印象に残る楽曲だ。
 イ短調のロンドは数少ないモーツァルトの短調の作品。おどけたような寂しさに満ちたなんともいえないメロディ。まるでピエロの悲しさを内面から表現したような作品。
 このCDに収められている作品すべてが愛らしい。オールトのフォルテピアノは音の芯をはっきりと捉えて明確かつ滑らか。これらの作品のエッセンスを余すことなく聴き手に伝えている。


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