クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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1.ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.570
2.幻想曲 ハ短調 K.475
3.ピアノ・ソナタ ハ短調 K.457
4.アダージョ ロ短調 K.540
5.ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576

バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
アントン・ヴァルター1795年モデル(クリス・メーネ1995年製作)
2000年4月、ユトレヒト、マリア・ミノール

 「ピアノ・ソナタ(第16番)変ロ長調 K.570」はモーツァルト晩年の1789年の作品。子守歌のような美しい旋律の陰に静けさと一抹の寂寥感の漂う作品。モーツァルトの晩年の苦悩が見え隠れする。モーツァルトのピアノ・ソナタの中でも内に秘めるエモーショナルな部分が洗練された旋律でひときわ鮮明に映し出された作品といえる。

 「幻想曲 ハ短調 K.475」この幻想曲は1785年にウィーンで作曲された。大変劇的な内容をもった作品でめまぐるしい調性の展開などダイナミックで(少々抽象的な言い回しだが)聴く人の「中心」を確実に捕らえる革新的な作品といえる。

 「ピアノ・ソナタ(第14番)ハ短調 K.457」は前述のハ短調の幻想曲と関係が深い。同じ調性という事もあるがこの2曲は1781年にウィーンに上京したモーツァルトが1784年から下宿したトーマス・フォン・トラットナー夫妻に献呈されている。緊張感の漲った音楽で内容の詰まった作品だ。

 「アダージョ ロ短調 K.540」1788年にウィーンで作曲され完成されたということ以外はどのような事情で成立した作品であるかはよくわかってない。ロ短調という調性はモーツァルトの作品の中でもこの楽曲のみ。悲しみに包まれた作品である。思い悩み沈んだ状況の中で必死に楽しかった想い出をつむぎだそうとでもするような音楽。

 「ピアノ・ソナタ(第17番)ニ長調 K.576」はモーツァルト最後のソナタ。1789年に作曲されたとあるが諸説あり、はっきりとした作曲年は断定出来ないとのこと。大変明るい作品で心が弾む。


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