クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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1.J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.105
2.シューベルト:交響曲第3番ニ長調 D.200
3.ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 op.60
 
ルチアーノ・スグリッツィ(cem)[1]
スイス・イタリア語放送管弦楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
録音:1964年6月4日、ルガーノ[ライヴ]

「グレイト・コンダクターズ」シリーズに登場する指揮者の中でも唯一現役で活躍している指揮者。最近は一部に健康不安説もあって心配される。以前みたNHK響との演奏会の映像を見てもこれがあのサヴァリッシュかとその老いに愕然としたのを覚えている。
 
 サヴァリッシュといえばシュターツカペレ・ドレスデンと1972年に録音されたシューマンの全集が堂々としたオーソドックスな演奏が記憶に残っている。また2002年まで音楽監督を務めたフィラデルフィア管弦楽団との1996年5月の来日公演におけるベートーヴェンの交響曲全曲公演も個人的に大変記憶に残っている。

 とにかくその語法は極めて誠実、奇を狙わない実直でオーソドックスな演奏は好感が持てる。今日聴いた演奏は今から42年前、サヴァリッシュ40歳という若かりし時のライヴ音源。演奏は昔のルガーノ放送響として知られていたスイスのオーケストラ、スイス・イタリア語放送管弦楽団。サヴァリッシュが客演した際のコンサートのライヴ録音だ。

 古風な感じのブランデンブルグ協奏曲は温かみがあっていい。このへんの音楽は最近、ピリオド奏法がメジャーになっているが少し厚ぼったいモダン楽器による演奏もたまに聴くと新鮮。

 シューベルトの第3交響曲は若きサヴァリッシュの才能が遺憾なく発揮された名演だ。感傷に流される事なく一気に音楽を料理していく様は一流シェフといっていいだろう。リズムがしっかりしていて、それでいて重くならずにタイトに締まった筋肉質な演奏を展開していく。味わい深い点も見逃せない。第2楽章や第3楽章における木管楽器の艶やかな音色にはうっとりとしてしまう。こういう部分の聴かせ方が非常にうまい。わざとらしくないし極めて自然に心に染み渡る。

 ベートーヴェンの第4交響曲も名演。第1楽章冒頭の入念な序奏とそのごに続くアレグロの部分における歯切れのよさ。各楽器のフレーズのやり取りのうまさ。各場面場面でどの旋律を聴かせればよいのかとてもはっきりしていて分かりやすい。確かにテンポはややアップテンポであるがただ流れに乗っかっただけの演奏でないということがよく分かる。

 随所に聴かれるアンサンブルの微妙なバランスが見事。これを聴く限りその後サヴァリッシュが独墺ものの巨匠スペシャリストとなった事もうなずける記録だ。

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こんばんは。私もちぇりさんと同じように、N響を指揮した映像(ベートーヴェン:7番)を観て、ものすごくショックを受けました。 あの軽やかな指揮ぶりのサバさんが、椅子に座って、ほとんど拍子を振れなくなっていたからです・・・・・。サバさんは、13年前に実演に接した事があります。(フィラデルフィア管)この人の演奏からは、正直感銘を受けたことがないのですが、60〜70年代の演奏や近代物にちょっと驚くような素晴らしい演奏があったりするのです。

2006/6/21(水) 午後 9:52 [ - ]

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yoneyon様>コメントありがとうございます。あの映像はやっぱりやばかったと思いますよね。フィラデルフィア管との演奏ですか。羨ましい。曲目はなんだったのでしょうか?

2006/6/21(水) 午後 11:17 ちぇり

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私も最近の映像のあまりの変わり様に驚いた一人です。ちぇりさんがコメントに書かれているシューマン、SKDの美しさが際立つ貴重な1枚(確か私のは1と4のカップリング)LPですが、現在も所持しています。

2006/6/21(水) 午後 11:27 [ - ]

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はいどう様>コメントありがとうございます。那須は涼しいですか?こちら千葉県は蒸し暑いです。この夏にでもまた伺おうかと思っています。ところでシュターツカペレ・ドレスデンの繊細で美しい音色とサヴァリッシュの格調高い美意識がマッチしたシューマンは最高の演奏と思います。

2006/6/21(水) 午後 11:31 ちぇり

こんばんは。演奏会の曲目は、ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」、シューベルト:「未完成」、ドヴォルザーク:「新世界から」(1993年5月、北海道厚生年金会館)だったと思います。 演奏自体は、あんまり記憶がありません。 サヴァリッシュの演奏でよかったのは、フィラデルフィアとの「画家マチス」やショスタコ:9番(1989年ライヴ、日本未放送)でした。

2006/6/22(木) 午後 7:52 [ - ]

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yoneyon様>コメントありがとうございます。サヴァリッシュにフィラデルフィアにショスタコとは。どんな演奏になるのでしょうか?興味が尽きませんね。

2006/6/22(木) 午後 10:10 ちぇり


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