クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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プロコフィエフ
1.バレエ「シンデレラ」作品87
2.交響曲第1番ニ長調作品25「古典」

ロンドン交響楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン
REC:1983[1],1977[2](EMI 7243 5 6860 2 1)


 バレエ「シンデレラ」作品87

 プロコフィエフのバレエといえば先日聴いた「ロメオとジュリエット」が大変有名であるがプロコフィエフは生涯に9つのバレエ音楽を作曲した。このうち厳密にバレエ音楽として完成し出版されたのは7曲である。
 
 この7曲のうちの6作目(9曲のうちでは8曲目)戦争や政情などが不安定になり世情がきな臭い雰囲気に包まれていくさなかで断続的に作曲されたのがこの「シンデレラ」。
 
 ハチャトゥリアンの「ガイーヌ」に触発されて作曲されチャイコフスキーに捧げられた。
 
 比較的聞きやすいメロディアスな作品であることは間違いないが前作の「ロメオとジュリエット」があまりにも充実した音楽的内容を備えているのに対しこの楽曲はその二番煎じの感がぬぐいきれずにいると思う。
 
 第1場の終曲のワルツ(交響組曲「ワルツ集」作品110でも引用されている楽曲)やこのバレエの終曲(第3場終曲)、チェレスタの音色をバックに静かに静寂があたりを包む部分は特に素晴らしい音楽だ。決して凡作などではないはずなのだが平均するとあまり印象に残らずにさらさらと聴こえてしまい流れていってしまう音楽というのが本音のところだ。
 
 蛇足になるがプロコフィエフはこのバレエ「シンデレラ」を1945年に初演した後、管弦楽のための組曲としてバレエから抜粋する形で3つの組曲を編曲している。第1組曲作品107(46年初演)を8曲からなる組曲として、第2組曲作品108(初演時不詳)を6曲からなる組曲として、第3組曲作品109(47年初演)を8曲からなる組曲としてそれぞれ編曲している。その他ピアノのために編曲されたものが2種(作品97と102)もある。
 
 今日聴いたのは先日聴いた「ロメオとジュリエット」同様、アンドレ・プレヴィンの指揮するロンドン交響楽団の演奏の序曲を含めた50曲からなる全曲ヴァージョン。
 
 一定の気品とウィットにとんだ表現力豊かな演奏でこの楽曲の代表的な演奏といっていいだろう。


 交響曲第1番ニ長調作品25「古典」

 さてこのバレエの余白には交響曲第1番「古典」が収録されている。もちろん演奏はアンドレ・プレヴィンの指揮するロンドン交響楽団の演奏。堀の深いしっかりとした音楽になっていてゲルギエフやクチャルの指揮による演奏の上をいくだろう。

 ただ録音や演奏がややストレートすぎる気もする。細部にわたり妥協のない線のしっかりとした演奏になっていて技術的には何の不満もないのだが、出来る事であればもう少し肩の力を抜いた「しなやかさ」もこの楽曲では感じたかった。この要望は少し贅沢だと思うが。それだけ完璧に近い演奏だ。

閉じる コメント(2)

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ぼくもこのCD所持しています。書かれているとおり、あまり印象に残らないで通り過ぎてしまう感じがして悪戦苦闘しつつそのまま埋没…といった感じです(苦笑)

2006/11/8(水) 午後 5:47 [ 文房具009 ]

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uri様>コメントありがとうございます。そうですよね。すうっと通りすぎてしまいますよね。ロメ・ジュリを期待すると裏切られます。

2006/11/8(水) 午後 10:12 ちぇり


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ちぇり
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