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プロコフィエフ:ピアノ協奏曲全集(1)
1.ピアノ協奏曲 第1番 変ニ長調 作品10
2.ピアノ協奏曲 第4番 (左手のための)作品53
3.ピアノ協奏曲 第5番 ト長調 作品55
ウラディーミル・クライネフ(Pf)
フランクフルト放送交響楽団
指揮:ドミトリ・キタエンコ
REC:1991,1992 (TELDEC 4509-99699-2)
ピアノ協奏曲 第1番 変ニ長調 作品10
さて今日からプロコフィエフの重要な作品であるピアノ協奏曲を聴いていく事にしよう。
ピアノ協奏曲第1番はプロコフィエフがペテルブルクの音楽院に在学当時、1911〜12年の間に作曲された若書きの秀作だ。
流麗で華麗、斬新で新鮮。爽やかで颯爽とした、どこから聴いても若々しく瑞々しい作品だ。独奏ピアノは技巧的で野心的な作品といえよう。
パリ時代のもっと前にかかれた作品であり聴きやすく後のプロコフィエフの独特な作風の原点ともいえる作品だ。初演ではその斬新さが原因で賛否両論あったようだがその後は高い評価がこの作品に与えられるようになった。
楽曲は単一楽章で書かれているが急−緩−急の3角部分からなっている。
クライネフのピアノもキタエンコの指揮するフランクフルト放響もこの作品の持つ爽やかさを十分に伝えている。その意味においてはかなり淡白な印象を与えるものの、かえってそういったスタイルの演奏がこの楽曲の持つ若々しさをストレートに表現する事につながっていて大変好感が持てる。
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