クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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  「エッセンシャル・シベリウス」:2

エッセンシャル・シベリウスと題されたシベリウスのボックスCDからの一枚。管弦楽はラハティ交響楽団。指揮はオスモ・ヴァンスカ。

1.交響曲第2番ニ長調 作品43
2.交響曲第3番ハ長調 作品52

ラハティ交響楽団
指揮:オスモ・ヴァンスカ
REC:1996[1],1997[2](BIS 1697/1700 CD2)

交響曲第2番ニ長調 作品43


 シベリウスの交響曲第2番はシベリウスの交響曲中もっとも有名な交響曲ある。作曲されたのはイタリア。家族を連れ、静養先のジェノヴァ郊外にあるラパッロというリゾート地で集中的に作曲された作品である。

 それを考えるとイタリア風の明るい雰囲気に聴こえる音楽であるが個人的にはフィンランドの夏の情景がこの音楽から感じられる。夏の(というか一度も)フィンランドに行ったことはあるはずもないがそれでもこの音楽を聴くとそんなことをこの音楽から感じとってしまう。

 そう、言うなればこの音楽はシベリウスの表現したフィンランドの自然への賛歌だと思う。大好きな楽曲。さてヴァンスカさん、どんな演奏を聴かせてくれるのか?

 ヴァンスカとラハティ響のコンビによる演奏は肩の力を抜いた自然体の演奏だ。すいすいと流れるような快速なテンポと流動的でそっけないくらいのリズム。

 第1楽章はあっけなくさっと演奏される。とにかく軽いタッチで音楽が進んでいく。この印象は続く第2楽章も同様。第3楽章においてもなにか遠目に音楽を見ているようで音楽の中に精神が宿っていない。非常に覚めた演奏だ。上手いのだけど上手いだけ。

 とにかく軽い。淡白な第3楽章からフィナーレ楽章へ。感動的なはずの終楽章もなんだか冷めている演奏だ。もっと熱くなってもいいのではないだろうか?

 期待が大きかっただけになんだか物足りない。上手いけれど面白くはない。そんな演奏だ。

 人間的な感覚を全く排除したような演奏。つまり劇的さや感情の起伏などを人間という立場とは別の側面から・・・つまり、純粋に自然にあるままの表現に徹していて・・・この作品の持つ本当のエッセンスを抽出したような純度の高い音楽になっている。

 人間味が完全にそがれた純自然的な演奏。そこにはなんの演出も小手先の感動もない。ただただ純粋な自然が空気のように存在した、ということに他ならない極めて純粋な演奏といえるかもしれない。

例によって画像はレギュラー盤のもの。

閉じる コメント(4)

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これもいいジャケットですねー自分の所でもシベリウスUPしました。

2007/1/18(木) 午後 10:56 オデオン

シベリウスの2番を軽く演奏されるとイマイチかもしれませんね。特に第4楽章は雄大な自然の雰囲気を期待してしまいますから。

2007/1/22(月) 午前 1:16 brahms2

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オデオン様>コメントありがとうございます。シベリウスの記事拝読させていただきます。

2007/1/22(月) 午後 7:36 ちぇり

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brahms2様>コメントありがとうございます。確かにこの第2番は大自然を感じさせてくれるダイナミックな演奏のほうがいいです。

2007/1/22(月) 午後 7:38 ちぇり


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