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水戸芸術館のオルガン J.S.バッハ 1.トッカータとフーガ二短調 BWV565 2.小フーガ ト短調 BWV578 3.コラール「主よ人の望みの喜びよ」 BWV147 4.コラール「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」BWV639 5.トリオ・ソナタ 第1番 変ホ長調 BWV525 6.前奏曲とフーガ ト長調 BWV541 クロード・バルバトル 7.ノエル:陽気な羊飼いはどこへ… シャルル=マリー・ヴィドール 8.アレグロ〜シンフォニー第6番より ジュアン・アラン 9.後祷のための後奏曲 モーリス・デュルフレ 10.「ヴェニ・クレアトール(来たれ創り主なる聖霊)」のテーマによるコラール変奏曲 ブライアン・アシュレー(Org) REC:1994(DMCD-1030)
さて協は中古屋で買ったオルガンCDの4枚目。小澤征爾が指揮することで有名な身と室内管弦楽団の本拠地「水戸芸術館」のエントランスに設置されたオルガンで演奏されている。
演奏者はアメリカ出身のブライアン・アシュレー。このオルガニストも昨日のトロッター同様マリー=クレール・アランに師事をした。 後半はフランスの作曲家をフューチャーしている。 クロード・バルバトル クロード・バルバトル(1727-99)はノートル・ダム大聖堂やヴェルサイユ宮殿のオルガニストとして革命前のフランスで最も人気のあるスター演奏家・作曲家であった。ただ生前の名声に引き比べて、現在では彼の作品が奏される機会はあまり多くない。
フランス革命の後バルバトルは王制の崩壊とともにすべてを失う。貧困のうちに送った晩年、フォルテ・ピアノのために多くの楽曲を作曲したようだ。とにかく晩年は不遇であったようだ。この「陽気な羊飼いはどこへ...」は当時広く親しまれていたクリスマスのための民謡でこの民謡を主題にした7つの変奏曲になっている。可愛らしいチャーミングな楽曲である。 シャルル=マリー・ヴィドール ヴィドール(1845-1937)はオルガン製作を代々続ける家に生まれた近代フランスのオルガンの巨匠。パリのサン・シュルピス教会のオルガニストとして60年あまりの長期にわたりその職にあった。またパリ音楽院で教鞭をとりオルガンと作曲を教え、オネゲルやミヨーらを輩出した。
この楽曲はオルガンのための交響曲(第6番)の第1楽章。堂々とした重厚な音楽はオルガンの多彩な音色と可能性を飛躍させた名曲といえよう。ワーグナーやサン=サーンスの音楽を感じる。 ジュアン・アラン ジュアン・アランに関しては(http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/44745841.html)参照してもらう事としたい。
アランの音楽にはやはり独特の世界がある。光と闇が同時に存在する世界なのだ。この後祷のための後奏曲もまさに光と闇が混在する究極の救いのヒーリング・ミュージックだ。すべてが解けていく感じがする。独特な音楽。夭折の天才ここにあり。 モーリス・デュリュフレ モーリス・デュリュフレはレクイエムが大変有名だ。以前この楽曲について取り上げた事がある(http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/16848827.html)。
ここで演奏されるコラール変奏曲はヴィドールの重厚さとアランの神秘性の双方を兼ね備えた楽曲。
ブライアン・アシュレーの演奏はとても繊細で緻密。前半のバッハは丹念に演奏されていて、後半のフランス音楽は緻密な上に豪快にオルガンを鳴らしている。
特にジュアン・アランの楽曲の演奏は素晴らしい。心が洗われるようだった。 |

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オルガン特集いってますね〜自分はバッハものしか確かオルガンものは持っていなかったと思いますが今度久しぶりに聴いてみようと思います。
2007/2/4(日) 午後 3:59
オデオン様>コメントありがとうございます。オルガン特集もとりあえず今日で終わりです。ジュアン・アランの音楽はいいですよ。独特の世界が広がります。
2007/2/4(日) 午後 9:09