クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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シベリウス
1.交響曲第5番 変ホ長調 作品82(第3稿[最終稿])
2.交響詩「エン・サガ(ある伝説)」作品9
3.交響的幻想曲「ポホヨラの娘」作品49
4.「悲しいワルツ」作品44−1
5.交響詩「フィンランディア」作品26

ラハティ交響楽団
指揮:オスモ・ヴァンスカ
REC:1997〜2000

交響曲第5番 変ホ長調 作品82(第3稿[最終稿])

 この交響曲第5番は1915年のシベリウス生誕50年を記念した祝賀演奏会のために初演される交響曲として作曲された。
 シベリウスはこの交響曲について散策の中で感じる春の気配にインスピレーションを得て作曲したと書き記している。このようにこの作品は春の喜びに満ちたような明るい色彩の楽曲となっている。
 ただ作曲中に第一次世界大戦が勃発するなど現実は春の喜びとは程遠く厳しい世相の中で作曲された。
初演は1915年12月にシベリウス自身の指揮により行われ大成功を収めた。しかしシベリウスはこの初稿に満足せず、翌1916年の秋に改訂を行い、初版初演の1年後の誕生日である12月8日トゥルクにおいて自らの指揮で改訂稿の初演を行った。
 さらなる改訂を1917年に着手するもフィンランド独立宣言前後の政情不安を避け避難するなどして改訂の筆はなかなか進まなかった。この第2改訂稿が完成したのは1919年秋になってからで、この年の11月にヘルシンキでシベリウス自身の指揮により演奏された。
現在シベリウスの交響曲第5番はこの最終稿(第2改訂稿[第3稿])に基づき演奏されるのが通例である。
 
 ヴァンスカ/ラハティ響の演奏は音色が透明でとびきり美しい。とにかく主観を一切排した演奏でどこまでも純粋に音楽を紡いでいく。
 
 こういったスタイルが第2交響曲では裏目に出ているように感じたが音楽をより自然に体現しているこの第5交響曲は聴いていて大変心地がいい。
 
 シベリウスの音楽は無理に型にはめたり音楽に形作ろうとするとそれはその時点でシベリウス自身(もしくはシベリウスの愛したフィンランドという国)の大きな懐に抱かれた「世界」を壊してしまい全く別の「世界」が出来上がってしまう。
 
 ヴァンスカ/ラハティ響の演奏はこの第5交響曲でシベリウスの持つ世界観と自然を純真に「自然」のままに表現する事に成功している。
 
 第2交響曲でこのスタイルに不満をもったのにもかかわらずこの第5交響曲では見事に成功している。
 
 画像は初稿版とカップリングされているCDのもの。

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ヴァンスカ・ラハティのシベリウスは、やはり聴きたいですよ〜初稿版と最終稿との違いも確認してみたいですね。。

2007/2/6(火) 午後 11:45 オデオン

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オデオン様>コメントありがとうございます。次回は初稿版を聴いて見たいと思います。

2007/2/7(水) 午後 10:09 ちぇり


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