クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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 第3交響曲をとばして第4交響曲を先に聴く。

プロコフィエフ
1.交響曲 第4番 ハ長調 作品47(初版)
2.交響曲 第4番 ハ長調 作品112(改訂版)
フランス国立管弦楽団
指揮:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
REC:1986,1987(Warner 0927 49634-2)

交響曲 第4番 ハ長調 作品47(初版)


プロコフィエフの亡命時代、アメリカで作曲された作品。1930年ボストン交響楽団の創立50周年を記念して委嘱された作品。その前年に作曲されたバレエ「放蕩息子」の材料を用いて作曲された。
 同年の11月にクーセヴィツキーの指揮によって初演されるも不評であった。

 最初この音楽を聴いた時はとても攻撃的な音楽であるのにもかかわらず大変内向的な側面をもった作品であった。そのためこの楽曲を聴くたびにストレスを感じていた。要するに内側に攻撃的なのである。

 すなわちゲルギエフ/ロンドン響の演奏を聴いた時は 「ゲルギエフの演奏はやたらとこじんまりしていて吹っ切れていない感じ。消化不良を起こしそうだ。楽曲のせいなのか?」 とコメントしている。

 ロストロポーヴィチ/フランス国立管の演奏はとてもウィットに富んでいて音楽に艶がある。管楽器や弦楽器の音色が美しく場面場面の音が瑞々しく艶やかで品がある。それでいて音と音の間に余裕があって安心して聴けるのだ。ゲルギエフの息の詰まるような緊張感はない。緩やかな緊張と音や旋律を楽しむ余裕がこの演奏にはある。

 であるからこの演奏でプロコフィエフの第4交響曲を聴くと新鮮な感覚になる。それはまるでフランスの印象派の音楽(ラヴェルやドヴュッシー)を聴く感覚にすらなる。
 
このプロコフィエフの初稿版の瑞々しく清清しい雰囲気を予想外に聴かせてくれる、素晴らしい演奏。

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