クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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プロコフィエフ
1.交響曲第7番嬰ハ短調作品131
2.交響曲第5番変ロ長調作品100

フランス国立管弦楽団
指揮:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
REC:1986,1987(Warner 0927 49634-2)

 第6交響曲の前に第7交響曲を聴く事にする。

交響曲第7番嬰ハ短調作品131

 第6交響曲でいわゆるジダーノフ批判にさらされ、そのお達しをいわば機械的に自ら昇華しできたのが枯淡の境地ともいえるこの第7交響曲だ。すべてを悟ったような透明な音楽に感動する。その政治的な圧力と向き合わざるを得なかった作曲家の苦悩がこの音楽では見事に克服されている。純粋で深層心理のとても深いところにある想いがこれ以上にない透明な音楽で彩られている事に気づくだろう。

以上は以前にゲルギエフ/記述した第7交響曲の概観である。

 ロストロポーヴィチ/フランス国立管の演奏には大変好感が持てる。ゆったりと広がりのある演奏でこの楽曲の持つ透明度が非常に高い。その意味においてこのロストロポーヴィチの演奏で第7交響曲を聴くとシベリウスを感じる部分がある。
 
 プロコフィエフが「青春」と語ったようにこの音楽には今までのプロコフィエフにはなかったような瑞々しさと平明さがこの楽曲を貫いている。
 
 この瑞々しさと平明さを純粋にそして包容力のあるサウンドで聴かせてくれるのがロストロポーヴィチ/フランス国立管のコンビの演奏だ。
 
 第3楽章などマーラーのアダージョ楽章を聴くようであるし、ここまで演奏で音楽が様変わりするものだと感心してしまう。
 
 この演奏、間違いなくこのプロコの第7交響曲のベストに近い演奏だと思う。とにかく素晴らしい。

 ちなみにこの演奏はコーダなしの演奏。こちらの方が雰囲気があっていい。

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