チャイコフスキー 1.交響曲 第5番 ホ短調 作品64 2.弦楽のためのセレナード ハ長調 作品48 フィラデルフィア管弦楽団 指揮:ユージン・オーマンディ REC:1959[1],1960[2] (SONY SBK 46538) 昨日の第4交響曲には閉口してしまった感じのあるオーマンディ、フィラデルフィア管によるチャイコフスキーの第5交響曲を聴いてみる。 ここでは第4交響曲とはうって変わってきりりと締まったリズム感のある音楽だ。スマートとは決していえないが推進力もあって音楽に勢いがある。レガート奏法はここでも顕著で随所で聴かれるルバート風の濃厚な旋律の歌い方はオーマンディ節が出ているといえる。第1楽章は決然とした雰囲気で品格があるし、第2楽章の濃厚な歌い方はチャイコフスキーというよりもマーラーのアダージョ楽章を聴くようだ。ゆっくりとしながらも大きな流れを伴いながら感情の起伏を見事に表現した演奏だ。 レガート奏法が顕著に聴くことの出来る第3楽章のワルツは非常に優雅である。終楽章も中庸なテンポの中を凄まじいエネルギーであたりをまさに「蹂躙」していくかのような重厚で華麗なサウンドに漲っている。 この第5交響曲はオーマンディの音楽とこの楽曲の持つ性質とが上手くマッチしていてなかなかの佳演だ。 ただ、併録の弦楽セレナードは楽曲の持つスタイルをまるで無視したような分厚いサウンドで塗りたぐられ、音程も悪く実に残念な演奏だった。
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記事と全く同じ事を思いました。5番はこのコンビにあっていて名演だと思います。時折弦楽器に現れるポルタメントを利かせたメロディーが味があります。 弦セレは途端にあれあれ?に変わるのが不思議です。
2007/5/1(火) 午後 1:23 [ たあくに ]
ezobon様>コメントありがとうございます。そうですね。チャイ5は仰るとおりポルタメントがとてもユニークで良いですね。弦セレはとても残念な演奏でした。
2007/5/1(火) 午後 10:33