ベートーヴェン 交響曲第7番イ長調作品92 交響曲第8番ヘ長調作品93 アンサンブル・オーケストラル・ドゥ・パリ 指揮:ジョン・ネルソン REC:2005(Ambroisie AM9993) 運命交響曲では比較的丁寧にそして入念に演奏をしていたのに対しこの第7交響曲はリミッターが切れたようなアグレッシヴでエネルギッシュな演奏となっている。第1楽章は冒頭から一切の迷いが吹き飛び管楽器の強烈なアタックが快速なテンポに突き刺さり目まぐるしいパッセージを精度の高い弦セクションが駆け巡る。 深い精神性をかなり客観的に構築していく第2楽章は全体を流れる独特の少し速めの呼吸がすべてを支配している。一本調子という嫌いはあるが淡々とした呼吸の中に大きなドラマを感じる演奏である。 第3楽章から終楽章は凄まじいエネルギーの塊が高速で駆け巡りあたりを蹴散らす。アンサンブルに微塵の乱れも感じさせないのだからすごい。 第8交響曲も第7交響曲同様、エネルギッシュな演奏になっているが、少し騒々しい感じがする。細かいところにもアンサンブルの乱れも散見され聴いていて少し疲れを感じる事もあった。 テンポが速すぎてこの楽曲の持つ牧歌的な優しさがなくなっているのが残念。とにかく賑やかで楽しいのはいいのだけれどももう少し聴き手に余裕を与えて欲しい。 ホグウッド/エンシェント室内管の同曲演奏
第7交響曲 http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/24450640.html 第8交響曲 http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/24641573.html |

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- 音楽レビュー



