クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ブラームス
1.交響曲第3番ヘ長調作品90
2.ハイドンの主題による変奏曲作品56a

ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:マレク・ヤノフスキ
REC:1986

 このブラームスの第3交響曲は録音が高音域に偏っている嫌いがありキンキンしてかなり聴き辛さがある。演奏も腰が浮いたような感じで落ち着きがなくて個人的にあまり趣味ではない。

 第1楽章はかなり浮ついた感じの演奏と録音で腰のすわりが悪くブラームス独特の深く濃い味わいに欠ける。とはいえ颯爽とした切れ味のいいサウンドには一定の評価は出来ると思う。牧歌的な第2楽章の歩みも速くそっけないくらいにあっさりとしている。
 
 哀愁漂う第3楽章は残念なくらいに薄味で印象に残らない。もっと深い心情を吐露するような、心がえぐられるようなそういった切実さが欲しい。晩秋を感じるはずなのに春のそよ風を感じるくらいのあっけない演奏である。

 終楽章は第1楽章で感じた「颯爽とした切れ味のいい」演奏で一気に突き進むが、肝心の深みがない。リズムも終始曖昧で熱いのだけれども表層的で芯から熱くない。

 この第3交響曲の演奏はイギリスの気品あふれたサウンドに満ちていているものの、ブラームスにはそぐわない。ヤノフスキも快速なテンポ感を前面に押し出したかったのだろうがこのアプローチはこの曲にはあわないと思う。


 ハイドンの変奏曲は(第3交響曲とは)一転、しっとりと味わい深いサウンド、颯爽としたパンチのきいたリズミックな演奏で好感が持てる。

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