マスカーニ 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」全曲 レナータ・スコット(S:サントゥッツァ) プラシド・ドミンゴ(T:トゥリッドゥ) パヴロ・エルヴィラ(Br:アルフィオ) Isola Jones(Ms:ローラ) Jean Kraft(A:ルチア) Anne Simon(Ms:村の娘) アンブロジアン合唱団 合唱指揮:ジョン・マッカーシー ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮::ジェイムズ・レヴァイン REC:1978/78(RCA 74321 39500 2[070912-250MPK]) マスカーニの作曲による有名なオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」。間奏曲が有名でしばしば独立して演奏会などでよく演奏される。 静かで瞑想的な雰囲気のある間奏曲とは裏腹にこのオペラはとても劇的で熱情的なオペラである。 あらすじ シチリア島のある村。復活祭の朝。トゥリッドゥはかつて美しい女ローラの恋人であったが、ローラは彼の兵役中に馬車屋のアルフィオと結婚してしまったのである。除隊後帰郷したトゥリッドゥは、いったんはローラを忘れるべく、村娘サントゥッツァ(サンタ)と婚約したが、結局は留守がちなアルフィオの目を盗んでローラと逢引を重ねる仲に戻ってしまった。これはサンタの知るところとなる。サンタは怒りのあまり、そのことをアルフィオに告げてしまう。アルフィオは激怒し復讐を誓い、サンタは事の重大な展開に後悔する。 ここで場を静めるかのように静かに間奏曲が流れる。 教会のミサが終わり、男たちはトゥリッドゥの母ルチアの酒場で乾杯する。アルフィオはトゥリッドゥの勧めた杯を断る。二人は決闘を申し合わせ、アルフィオはいったん去る。トゥリッドゥは酒に酔ったふりをしながら母に「もし自分が死んだらサンタを頼む」と歌う。トゥリッドゥが酒場を出て行きしばらくすると「トゥリッドゥさんが殺された」という女の悲鳴が2度響き、村人の驚きの声と共に、幕。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より オペラのあらすじも単純明快である。愛憎、嫉妬、復讐、ドロドロとした純粋がゆえに招いた悲劇といったらよいであろうか。 1幕ものであるが間奏曲を挟んで前半と後半に分かれている。冒頭からの劇的な感情を瞑想にも似た間奏曲が一瞬にして感情を冷やし前半と後半を断絶する効果は計り知れない。いい意味で集中力を継続させる。 この間奏曲がなければ疲れてしまうだろう。それだけ流れる音楽は激情に駆られているものが多く唯一といっていい穏やかなこの間奏曲の音楽がまさに「間奏曲」としての役割を果たしていてこのオペラの緊張感を保つ事に成功している。 演奏はイギリスの録音専門のオーケストラ、ナショナル・フィル(どうやら常設のオケではないようで臨時編成の録音専門であるらしい。個人的な見解であるけれどもロイヤル・フィルやフィルハーモニア管に音が似ている感じがする。その辺の人たちが臨時に編成したオーケストラかもしれない。レコード会社の権利関係で名前が出せない例も昔は多々あったらしいし・・・)であるが切れ味のあるサウンドで悠然としている。
指揮は若きレヴァイン。ドミンゴとスコットの声量のある存在感たくましい歌声は聴くものの心をとらえるに余りある。 劇的なこのオペラのエッセンスを余すところなく演奏された素晴らしい一枚であろう。 |

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自分もカヴァレリアルスティカーナの記事を書いたら、あなたの記事のことが紹介されていました。
すごく情熱的な音楽ですね。シチリアに行った気分になりますね。
2007/10/21(日) 午前 11:03 [ 太郎ともも ]
太郎ともも様>はじめまして。コメント&TBありがとうございます。カヴァレリア・ルスティカーナはとても情熱的なオペラですね。こちらからもTBさせていただきます。
2007/10/21(日) 午後 3:58