チャイコフスキー バレエ音楽「白鳥の湖」作品20(マシュー・ボーンによる新演出サウンドトラック版) ニュー・ロンドン管弦楽団 指揮:デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ REC:1996(TELDEC 0630-16451-2[080327-580TUKA]) チャイコフスキーの作曲した有名な「白鳥の湖」のオリジナルの筋書きと演出を大胆に変更させて独自の解釈で新たな「白鳥の湖」を創造したイギリスの舞台演出家マシュー・ボーンの意欲作。 舞台を現代に、女性の踊る白鳥を全て男性に置き換えるなどして斬新な舞台を演出した。ブロードウェイとウェストエンドで大ヒットを記録し、1999年にトニー賞を受賞した。 今日聴いたのはこのマシュー・ボーンの演出による「白鳥の湖」のサウンド・トラック。演奏しているのはニュー・ロンドン管弦楽団/デイヴィッド・ロイド=ジョーンズの指揮によるものである。 楽曲はチャイコフシキーの作曲したオリジナルの「白鳥の湖」の曲順をいくつか変更したものであるが基本的にはオリジナルと大きく変わりない。 ニュー・ロンドン管弦楽団は臨時編成の録音用のオケであると推測される。デイヴィッド・ロイド=ジョーンズは1934年生まれのイギリスの指揮者。イギリスの歌劇場などで活躍し1978年、リーズにオペラ・ノースを創設し初代音楽監督に就任。同劇場の専属オーケストラであるオペラ・ノース管弦楽団(イングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニア)の芸術監督及び首席指揮者に就任し管弦楽曲も多く手がけるようになる。このコンビの録音はNAXOSレーベルに多く録音され知名度を上げた。 この「白鳥の湖」は劇場畑を歩んできたデイヴィッド・ロイド=ジョーンズの職人芸が良く聴いてとれる秀演である。切れ味のいい演奏であるが音楽が語りかけてくるようであり音楽に物語としての側面を強く感じさせるものである。臨時編成の録音用のオケであると推測したニュー・ロンドン管弦楽団は音も深くなかなか聴き応えがある。 最後まで聴き終えてこのオケはもしかしたらデイヴィッド・ロイド=ジョーンズの手兵であるイングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニアなのではないかと思うに至った。レコード会社の権利関係でイングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニアの名前が出せないなどという理由から名前を隠し架空の名前を掲げる事はよくある。 それだけ指揮者とオケの距離が近く意思疎通が良くとられている感じがする。正直先日聴いたボストン響と小澤征爾のコンビによる演奏の何倍もいい演奏である。意思の伝わる秀演である。 参考:デイヴィッド・ロイド=ジョーンズの録音 イギリス弦楽小曲集
http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/54578285.html イギリス弦楽小曲集 第2集 http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/54641168.html イギリス弦楽小曲集 第3集 http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/54671788.html ホルスト:惑星(コリン・マシューズ:冥王星つき) http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/52411885.html |

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こちらの記事をお読みして、ご紹介されているCDに大変興味が湧きました。是非、Checkしてみたいと思います。
2008/9/27(土) 午後 3:15 [ HK ]
HK様>コメントありがとうございます。デイヴィッド・ロイド=ジョーンズの指揮する演奏は比較的手堅いものが多く安心して聴けますよ。
2008/9/29(月) 午後 7:21