クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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シベリウス: 管弦楽曲集
1.交響詩「フィンランディア」作品26
2.交響詩 「伝説」作品9
3.トゥオネラの白鳥 作品22-2
4.組曲 「カレリア」作品11
5.ポホヨラの娘

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[1〜4]
BBC交響楽団[5]
指揮:サー・マルコム・サージェント
REC:1961[1〜4],1958[5](EMI TOCE-1216[080604-250BOMN])

 サージェントはイギリスの指揮者で夏のイギリスの風物詩のひとつとなっているプロムスの中核的な指揮者として人気を博した。マンチェスターのハレ管弦楽団(1939〜42)、リヴァプール・フィル(現在のロイヤル・リヴァプール・フィル)(1942〜48)BBC交響楽団(1952〜57)とイギリスの名門オケの首席指揮者を歴任した。

 有名なブリテンの「青少年の管弦楽入門」やウォルトンの第9交響曲を初演するなどイギリスの音楽界で非常に大きな役割を担ってきた。

 そんなサージェントがウィーン・フィルを振ったシベリウスの管弦楽曲集。貴重な録音であるがその表現はストレートでやや粗野な感じもする。アンサンブルの乱れも散見されこの時代の録音であるし仕方ない点もある。しかし近年シベリウスの音楽に関しては多くの録音が聴くことが出来る。
 
 古くは今をときめく新鋭指揮者パーヴォ・ヤルヴィの父ネーメ・ヤルヴィの土俗的ともいえるシベリウス像、最近ではオスモ・ヴァンスカとラハティ響による新しいシベリウスの発見に導かれる素晴らしい交響曲の演奏、サカリ・オラモなどの意欲的な演奏など今やシベリウスの演奏環境は格段に裾野が広がっている。
 
 その中においてこのサージェントとウィーン・フィルのシベリウスの演奏がどのような位置に据えられるのか、王道からはやや離れた、イギリス人のフィルターを通したシベリウスとなっておりシベリウス独特の自然に立脚した独特の雰囲気がそっくり失われた無骨でありながら風格を持った演奏となっている。
 
 ネーメ・ヤルヴィやオスモ・ヴァンスカ、サカリ・オラモ、オッコ・カムなどの演奏を前にこのサージェントの演奏はその存在意義がそれほど濃いものとはならないであろう。
 
 ただ、「カレリア」組曲の第2曲目のバラードにおける気品のある演奏やBBC響との「ポポヨラの娘」における気高い雰囲気はこのサージェントの独特の雰囲気であろう。
 
 是非サージェントの指揮でイギリスの音楽を聴きたくなった。


参考
ディーリアス:チェロ協奏曲
ジャックリーヌ・デュ・プレ(Vc)/ロンドン・フィル/サージェント(指揮)
http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/33722875.html

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サージェントの名前を目にするのも久々です。
どちらかと言うとLPでは有名管弦楽曲ピースとかを主力に
残していたように記憶しています。
この指揮者の演奏はいまだ耳にしたことないのですけれど興味津々です。
一体にイギリスの指揮者は中庸節度を持って聴かせる指揮者が
多いですねえ。日本の指揮者にもこのタイプが多いかも知れません。

2008/12/30(火) 午前 6:30 [ 名無しの権兵衛 ]

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リッチー様>長い事コメントに返信できなくてすみませんでした。今年も宜しくお願いいたします。

2009/1/12(月) 午後 4:13 ちぇり


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