ブルックナー 交響曲第5番変ロ長調 ケルン放送交響楽団 指揮:ギュンター・ヴァント REC:1974(RCA BGM BVCC-8915/16) ギュンター・ヴァントはブルックナーのスペシャリスト。1990年代後半に大活躍してマエストロにふさわしい名指揮者として一躍時の人となった。文字通り大器晩成の巨匠である。 1939年から1973年までドイツにあるケルンという街のオペラハウス(ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団)の指揮者としておよそ30年にわたってその音楽人生を送った。その後1982年から北ドイツ放送交響楽団の首席指揮者になった頃から急速に認められるようになる。 ブルックナーの録音はケルン放響(1974:当盤)、北ドイツ放響(1989)、ミュンヘン・フィル(1995)、ベルリン・フィル(1996)、北ドイツ放響(1998:DVD)の録音などがある。 ケルン放響のフレキシブルなサウンドがヴァントの方向性を明確なものにしている。きりりとした折り目のある音楽と決然としたサウンドが印象的。 少し速めのテンポで感傷的にならずぐいぐいと音楽を引っ張っていく。その一方で細かな部分においては妥協を許さない正確な音楽がきっちりと明確に提示されている。リズムも絶えず弛む事がなく厳しいまでに迫ってくる。 この妥協のない厳しいいきり立つような強烈な集中力には少々辟易ともするし疲れも感じる。ヴァントの壮年期の貴重な録音である。頑固一徹、妥協のない徹底した厳しいブルックナーがここにある。 |

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ヴァントはベルリンフィルとのブル9が素晴らしかったです。
しかし、同じヴァントでもオーケストラで随分変わるのですね。
この演奏も聴いてみたいです。
2009/6/15(月) 午後 5:46 [ 名無しの権兵衛 ]
リッチー様>コメントありがとうございます。ヴァントの演奏には賛否両論あるようですが個人的には非常に共感できるものと思っています。
2009/6/16(火) 午後 11:41
こんばんわ〜♪ 赤ちゃん、大分大きくなりましたでしょうか?
>ヴァントの演奏には賛否両論あるようですが個人的には非常に共感できるものと思っています。
へぇ、賛否の否があるのですか‥。実は、小生、ヴァントのブルックナーが苦手で、それを人に明かすと皆さんから変な目で見られます。
正直息が詰まりそうで、ちょっとしんどいです。ピカピカの現代建築のようで、もっと素朴な方が似合っているように感じてしまいます。でも、ヴァントBPOは凄い演奏だと思っています。
2009/6/17(水) 午後 10:38
ponta様>コメントありがとうございます。おかげさまで二人の愚息は元気にすくすく育っております。ヴァントのやや神聖化された演奏にはそれを否定する事が一種のタブーになっているような気もしますね。「息が詰まりそう」というのはヴァントのブルックナーに対する非常に厳しい姿勢にあるのではないでしょうか。それがヴァント以前(要するにヴァントが世に認められる以前)のアンチテーゼとして確固たる地位を築いている証左だと思います。
2009/6/21(日) 午後 9:43
>二人の愚息は元気にすくすく育っております。
そうですか!それは良かった!元気が何よりです!
>「息が詰まりそう」というのはヴァントのブルックナーに対する非常に厳しい姿勢にあるのではないでしょうか。
そうかも知れませんね。はい。
仰ぎ見る大伽藍を築き上げられたと認識しております。
2009/6/21(日) 午後 10:08
ponta様>コメントありがとうございます。息子のわんぱくぶりのせいで最近は音楽をゆっくり聴く時間がかなり制限されています。うれしい悲鳴です。
2009/6/22(月) 午後 11:02