ブルックナー 交響曲第6番イ長調 ザールブリュッケン放送交響楽団 指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ REC:1997(ARTE NOVA BVCE-9710) 今日はスクロヴァチェフスキによるブルックナーの第6交響曲を聴く。ブルックナーの第5交響曲を聴いたとき時の印象同様、非常にクリアな演奏でまさにレントゲン写真のような明晰な音楽になっている。
第一楽章冒頭の第1主題が金管楽器で高らかに歌い上げられる部分でホルンで奏でられる対旋律が明瞭に聴こえてくるところなどはさすがスクロヴァチェフスキだと感心させられる。 第5番同様、足早なテンポですべてに無駄がなく、凛とした演奏になっている。やや複雑な終楽章もスコアが手に取るようにわかるようなきっちりとした演奏になっていて音楽に説得力がある。 テンポがやや速すぎていささか忙しすぎるかなという点もなくはないがザールブリュッケン放響の硬派なサウンドと一糸乱れのないアンサンブルに驚嘆である。 背筋がぴんと伸びるような快演である。 |

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バレンボイムなんかとは
一線を画す演奏のようですね。
ブーレーズとかがブルックナーを
振ったらこう言う演奏になるんでしょうか・・・???
以前ブーレーズのハルサイ聴いて
これまたあまりに明晰でクリアーな演奏だったので
いまだに印象が深いです。
このシリーズのジャケット、いつも感心しますね。
演奏とマッチしているよう・・・
何という画家の作品なんでしょうかね。
2009/10/11(日) 午前 8:38 [ 名無しの権兵衛 ]
リッチー様>コメントありがとうございます。スクロヴァチェフスキのクリアで明晰な演奏には本当に感服します。
それからこのCDのジャケットの画家は Herbert Muckenschnabl
という人のようですね。読み方はわかりませんが、ホームページがあるようです。
http://www.muckenschnabl.de/index.htm
2009/10/13(火) 午後 11:37
お久しぶりです。
スクロバチョフスキのブル6はきわめて、オーソドックスで、ヴァントをサンクフローリアンの告解部屋に2年閉じ込めて、日々のミサ漬けにすると、部屋から出てきたとたんにかかる演奏になると思います。たぶん、野心たっぷりなブルックナーが、ブル9を作曲中、野心がほとんどなくなった頃に、こんな演奏なんではないでしょうか?全く、世間から注目されたいという野心のかけらもなく、ひたすらブルのスコアを丹念に見比べて到達した「境地」です。彼が日本で突然注目を浴びたのは、NHKの定演でシューマンの4番を振って、「あまりのすごさ」に定期会員の皆さんがおったまげて、渋谷のHMVやタワーレコードに問い合わせが殺到して「あら大変」になってしまったんです。この歴史的なシューマンはFMライブで聞いていましたが、あまりのスゴさに翌日「ライブ」を聞きに行きました。このアルテノバ盤でいえば、6番のほうが秀逸です。
2009/10/19(月) 午後 11:23 [ あぶらぼうず ]
padva様>コメントありがとうございます。丹念なスコアの読み込みがよーくわかる素晴らしい演奏ですね。ライブはいかがでしたか?
2009/11/3(火) 午前 10:39