クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ブルックナー
交響曲第6番イ長調

フランクフルト放送交響楽団
指揮:エリアフ・インバル
REC:1989(TELDEC WPCS-6046)

 イスラエルの名指揮者、エリアフ・インバルによるブルックナーの交響曲全集からの一枚。インバルは1974年から89年までフランクフルト放送交響楽団の首席指揮者として活躍しブルックナーの交響曲全集の録音は1982年から88年にかけて行われた。
 
 かなり威勢がよく鳴る演奏であるがティントナーほど幽玄さはないしスクロヴァチェフスキほど明晰さも感じない。またアイヒホルンほど田舎臭さもない一方でデニス=ラッセル・デイヴィスほど洗練された都会的な雰囲気もない。
 
 かなり中途半端な雰囲気をもつ演奏である。微妙に縦のラインがずれて聴こえる部分があったりして場面場面においてはかなり雰囲気で流れているようにも感じてしまう。金管楽器の強奏がやや乱暴に聴こえる。第1楽章の終りの強烈なリタルダンドにティンパニがついていっていないところなどにやはり「ちぐはぐさ」がまとわりついてしまう。
 
 第2楽章もなんとも落ち着かない雰囲気で(第1楽章の雰囲気をそのまま受け継ぐ感じで)どうもしっくりこない。さらに弦楽器のざらついた響きが気になって仕方がない。音楽もあまりに表層的である。もっと丁寧に内へ内へ流れていく音楽を表現してもらいたかった。
 
 第3、第4楽章に関しては大変手際がいい感じで機能的。ただある意味で無機的とも感じられるほど淡々と進められて行く。旋律ごとの関連性などがよく感じられない。
 
 何か全くピントが合わない無味でそっけない風景の写真を長々と見せられているような感じの演奏で個人的にはいただけない演奏であった。
 

参考:この演奏、前にも聴いたことがあった。印象はあの時と今ではかなり違うなあ。
http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/17843494.html

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