クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ブラームス
1.交響曲 第1番 ハ短調 作品68
2.悲劇的序曲 ニ短調 作品81

ロンドン交響楽団
指揮:ベルナルド・ハイティンク
REC:2003(LSO LIVE  LSO 0045[081223-420DUK])

 ロンドン響自主制作シリーズにおけるハイティンクとロンドン交響楽団とのブラームス・チクルスからの一枚。先日聴いた第3交響曲に続き今日は第1交響曲。ハイティンクにとって3度目のブラームスの録音(ライヴ録音)である。

 第1楽章は冒頭から非常に重厚なサウンドであるが音楽の推進力と言う点でやや重さを感じる。録音も横への広がりに乏しく、響きがふくよかでない。重い足取りで広がりのない硬いサウンドで淡々と進められて行く音楽に目新しさを感じない。数ある同曲の録音の中にあってこの演奏の存在意味を考えてしまう。

 第3楽章は集中力が切れているのか音楽は流れているのだがそこに魂が無いように思う。無味乾燥でただただ足早に粗雑に終わってしまう。

 終楽章ではさすがに巨匠ハイティンクの懐の深い味のある演奏を聴かせてくれる。ライヴならではの尻上がりに熱気を帯びていく演奏には恐れ入る。それでも、ふとしたときの気の抜けようはやはり首を傾げたくなる。旋律がぎこちなく機械的になってしまう。リズムも急に重くなり躍動感がなくなって停滞してしまい、音楽がどこへ向かうのか一瞬音楽が行方不明になってしまうのだ。

 さらに、やはり最後まで気になるのは録音のレンジの狭さである。全ての音があまりに直線的過ぎて横へ広がらない。スケールが小さくなんとも残念。第3交響曲のときにはここまで録音に関して感じなかったのだが。

 併録の悲劇的序曲は熱のこもった演奏になっているが、やはりフレージングがぎこちなくて滑らかでない。リズムの重さ旋律のぎこちなさがどうしても気になる。

 今回はちょっと辛口なコメントになってしまったが、録音の状態が私好みでないことが最大の要因かもしれない。

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