ブルックナー 交響曲第7番ホ長調(ハース版) ケルン放送交響楽団 指揮:ギュンター・ヴァント REC:1980[RCA BVCC-8917/18] 鋼鉄で堅固な城郭を思わせる。一寸の空きもなく音楽が整然と流れていく。なるほど、これぞギュンター・ヴァントのブルックナー像であろう。どの部分においても感情に流されることなく計算されつくされたような演奏である。ブルックナーにおけるアプローチは様々であるがこのヴァントのやり方はひとつの音楽芸術としてありうるべき姿のひとつであろうと思う。ややダイナニズムにかけることがあるような気もするが整然と朗々と音楽が流れていく。
線がしっかりとして輪郭がくっきりとした音楽であるがそれでいてしなやかに流れていく旋律美は特筆するものがある。どこまでも正確無比でありながら決して音楽が無機的にならない。 |

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