クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ケンペのモーツァルト

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モーツァルト
1.交響曲 第34番 ハ長調 K.338
2.交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
3.交響曲 第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」

フィルハーモニア管弦楽団[1]
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団[2,3]
指揮:ルドルフ・ケンペ
REC:1955[1],1956[2,3](Testament  POCC-3020[080619-250BOMN])

 R.シュトラウスやブラームスなどの演奏で定評のあるルドルフ・ケンペによるモーツァルトの交響曲を聴く。ケンペによるモーツァルトの録音は非常に少ないようでその意味においてもこの録音は貴重な一枚といえる。

 ライナーノーツによれば34番は録音から3年後に発売されたものの39番と41番は競合する録音が多かったこともあり長らくお蔵入りになっていたものをTestamentが復刻させた。実に録音から40年経ってからのことである。それゆえ貴重な録音といえる。

 34番はモノラル録音である。39番と41番はステレオ録音。演奏を担当しているのはイギリスのオーケストラ、フィルハーモニア管(34番)とロイヤル・フィル(39番、41番)である。
 
 音色も少し軽めで明るいイメージ。シュターツカペレ・ドレスデンのR.シュトラウスの印象がケンペには強いのでこのモーツァルトはあっさりしているなという感覚を持った。
 
 1950年代の録音という事もあり34番のモノラル録音は言うまでもなく39番と41番に関してもステレオ録音とはいえ音質は望むべくもない。高音のキンキンした感じが耳につく。
 
 この録音のハンデを乗り越えてこの3曲のモーツァルトはきりりとして溌剌とした実に切れ味のある颯爽としたモーツァルトになっている。これはオーケストラがイギリスのオケということもあるのかもしれないがケンペの指揮する後年のミュンヘン・フィルとのベートーヴェンやブラームスとはまた感じが違う。
 
 しかしながら一貫してこの録音からも晩年の演奏にあった凛とした誠実な感覚は変わりなく感じられる。ケンペの壮年期の一面を省みることのできる貴重な演奏といえる。


 参考
 ケンペによるR.シュトラウスの管弦楽曲集
 http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/37689402.html

 ケンペ/ベルリン・フィルによる新世界
 http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/56588033.html

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ウェーバー
1.歌劇「アブ・ハッサン」
2.交響曲第1番ハ長調
 
イェルク・デルミュラー(T:アブ・ハッサン)
ヨハンナ・ストイコヴィッチ(S:ファティーメ)
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(Bs:オマール)
ヴォルフガング・フォルツ(ナレーター:カリフ)
Chor Werk Ruhr
合唱指揮:Frieder Bernius
カペラ・コロニエンシス
指揮:ブルーノ・ヴァイル
REC:2002(DHM 05472 77979 2[080612-500BOMN])

 今日はウェーバーの歌劇「アブ・ハッサン」を聴く。以前にシュターツカペレ・ドレスデンの演奏とレーグナーの指揮で聴いたことがあるが、今日聴くのはカペラ・コロニエンシスというドイツのケルンを拠点に活動する古楽器オーケストラである。1954年に設立されたということであるからそれなりに老舗の団体といえよう。

 私はこのウェーバーのオペラではじめて同オーケストラの存在に気づいたくらいであるので録音はあまり多いとはいえないのかもしれない。ちなみにこのCDがカペラ・コロニエンシスの代表的な録音であるらしい。

 カペラ・コロニエンシスの演奏は前回聴いたシュターツカペレ・ドレスデンの演奏とは趣を異にしており古楽器演奏特有の非常にすっきりとした爽やかな印象を受ける。指揮を担当しているのはドイツの中堅指揮者、ブルーノ・ヴァイル。劇場での経験が長いようで歌手の伸びやかな歌を聴くにつけてある一定の説得力がある。

 ただ、楽器の演奏は古楽器、歌は完全にそういった古楽器伴奏を無視して歌われている感があり、歌と伴奏のミスマッチがどうもいただけない。歌手も古楽器風な歌い方(それがどんな歌い方なのかはよくわからないが)、例えばノン・ヴィヴラートとかそういう感じを統一してもらえるともっと全体的に締まった感じが出たかもしれない。

 併録されている交響曲第1番は初めて聴く楽曲である。ウェーバーは若いときに2つの交響曲を残している。2つの交響曲とも1807年、ウェーバー21歳のときに書かれている。ハイドンやシューベルト初期の交響曲の系譜にある感じの楽曲である。

 ここではカペラ・コロニエンシスのシャープなサウンドが炸裂し音楽がドラマティックに展開されていく。なかなか聴き応えのある音楽であり演奏である。

 参考
 シュターツカペレ・ドレスデンの演奏ハインツ・レーグナーの指揮による「アブ・ハッサン」
 http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/57738159.html

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ロルツィング
歌劇「密猟者」全曲

ヘルマン・プライ(Br:エーベルバッハ伯爵)
ギーゼラ・リッツ(A:伯爵夫人)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T:クロンタール男爵)
アンネリーゼ・ローテンベルガー(S:フレイマン男爵夫人)
Gertrud Vordemfelde(Ms:Nanette)
フリッツ・オレンドルフ(Bs:Baculus)
ロッテ・シェードレ(S:Gretchen)
Walter Ehrengut(Br:Pancratius)
Karl-Heinz Schmidtpeter(客)

バイエルン州立歌劇場合唱団
合唱指揮:?
バイエルン州立歌劇場管弦楽団
指揮:ロベルト・ヘーガー
REC:1963(EMI CMS 7 63205 2[080612-500BOMN])

 昨日に続き、ロルツィングのオペラを聴く。今日聴くのは「密猟者」。ロルツィングのオペラの中では非常に有名なオペラであるとのこと。1842年の作品。序曲で猟銃の音がするなど遊び心満点である。音楽そのものは聴きやすくて物語も面白そうであるが、いかんせん情報に乏しく、内容についてよくわからないことが多く深くこの音楽を理解するに至らなかった。
 
きっととてもいいオペラであるはず。言葉や物語の流れがわからないだけに残念。今後リサーチしてわかればこの項に加筆していきたい。


参考
ロルツィング
歌劇「刀鍛冶」全曲
http://blogs.yahoo.co.jp/qq473ms9/58179756.html

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ロルツィング
歌劇「刀鍛冶」(全曲)

John Tomlinson(Bs:Hans Stadinger)
ルート・ツィーザク(S:Marie) 
Boje Skovhus(Br:Ritter Graf von Liebenau)
Kjell Magnus Sandve(T:Georg)
Ursula Kunz(A:Irmentraud) 
Martin Hausberg(Bs:Ritter Adelhof)
Andreas Schulist(T:Brenner)
Rudolf Hillebrand(Br:Schmiedegeselle)

バイエルン放送交響合唱団
ミュンヘン放送管弦楽団
指揮:レオポルド・ハーガー
REC:2004(Profil PH 04081[080612-500BOMN])

 さて、今日は久しぶりにオペラを聴く。オペラといっても喜歌劇。ドイツの作曲家、ロルツィングという人の作曲した「刀鍛冶」というオペラである。

 昨日のシューマンの「ばらの巡礼」同様、初めて聴くオペラである。作曲家のロルツィングという人についても全く知らないので以下にウィキペディアから一部引用する。

 アルベルト・ロルツィング(Gustav Albert Lortzing, 1801年10月23日 ベルリン - 1851年1月21日 ベルリン)はドイツの作曲家。
 ベルリンに俳優を両親に生まれ、19歳の時にデュッセルドルフやアーヘンの劇場で役者デビューを果たし、時おりテノールやバリトンのパートを歌った。
 最初の歌劇《ヤニナのアリ・パシャ Ali Pascha von Janina》は1828年に発表されたが、音楽家としての名声はもっぱら別の2作、《ロシア皇帝と船大工 Zar und Zimmermann》(1837年)と《密猟者 Der Wildschütz》(1842年)にかかっている。

 この「刀鍛冶」というオペラについても作品の背景や内容などについては情報に乏しくよくわからない。題名に「鍛冶」とあるくらいなのか、序曲の後、最初の場面では鉄がぶつかるようなカンカンという音が聴こえる。まるでヴェルディの有名な「アンヴィル・コーラス」のようだ。
 
 喜歌劇なのであるから当たり前であるが全体的に非常に明るく楽しげな雰囲気である。フンパーティンクやレハールなどの系譜にあるのかもしれない。歌唱部分のつなぎ目、いわゆる語りの部分はレティタティーヴォ風に歌われるのではなく、完全な台詞として語られる。
 
 第2幕、間奏曲のすぐ後の二重唱の出だしはまさにマーラーの復活交響曲の出だしと瓜二つ!驚くほど似ている。びっくりした。
 
 それほどインパクトのある旋律があるわけでもないけれども、非常に聴きやすくて楽しめた。せめて内容でもわかればもっと楽しめたのにと思う。
 
 それにしても未知なる音楽はたくさんあるのだな、と思ってしまう今日この頃である。

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シューマン
オラトリオ「ばらの巡礼」作品112

Inga Nielsen(S) 
Deon van der Walt(T)
Annemarie Moller(Ms) 
Helle Hinz(S)
Elisabeth Halling(Ms)
Guido Paevatalu(Br)
Christian Christiansen(Bs)
デンマーク国立放送合唱団
合唱指揮:Stefan Parkman
デンマーク国立放送交響楽団
指揮:グスタフ・クーン
REC:1993(CHANDOS CHAN 9350[080625-500BOMN])

 シューマンのオラトリオ「ばらの巡礼」は今日初めて聴く楽曲である。この音楽は素晴らしい。春の柔らかく暖かな陽気にふさわしい美しい合唱曲である。

 「ばらの巡礼」作品112は、シューマン一家が1850年にデュッセルドルフに移ったときの作品で1851年に合唱とピアノのために作曲された。翌1852年にユーマン自身によってオーケストレーションが施された。今日聴く演奏は後者のオーケストラ伴奏版である。

 どのような経緯で作曲されたのかについてはよくわからないけれど、この「ばらの巡礼」は非常に美しく清らかでメルヘンチックな優しさに満ちた作品である。まさに隠れた名曲である。

 ピアノ伴奏版は聴いたことがないがオーケストラ伴奏版のほうが音に厚みがまして色彩豊かな音楽になっていていいと思う。

 演奏は最近録音の多いグスタフ・クーンの指揮によるもの。変にドラマティックな演出はさけて端整に、音楽に素直な演奏になっていて純真無垢な雰囲気が感じられる。

 シューマンの隠れた名曲を堪能するのに最適な一枚。

 春の訪れを感じる音楽である。

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