クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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西本智実

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ニュー・イヤー・コンサート 2004 イン・モスクワ

1.ヴェルディ:歌劇「アイ-ダ」より「凱旋の行進」
2.スメタナ:連作交響詩「我が祖国」より「モルダウ」
3.ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
4.ボロディン:歌劇「イーゴリ公」より「ダッタン人の踊り」
5.ハチャトリアン:バレエ音楽「ガイ-ヌ」より「レズギンカ」
6.シベリウス:交響詩「フィンランディア」
7.チャイコフスキー:大序曲「1812年」

ユルロフ記念国立アカデミー合唱団[1,4,7]
合唱指揮:スタニスラフ・グーセフ
ロシア・ボリショイ交響楽団“ミレニウム”
指揮:西本智実
REC:2004 (KICC449)

昨今は社会のあらゆる部分に女性が進出し活躍している。電車の車掌やタクシーやバス、トラックの運転手など男性の占有職にもたくさんの女性が活躍しているのを最近よく見かける。指揮者の世界にもそのような流れがあるのだろうか?今日は最近人気の日本人の女性指揮者、西本智実のCDを聴いてみた。
 2004年1月にモスクワで行われたニュー・イヤー・コンサートのライヴ録音。オーケストラはソ連邦の崩壊の混乱のさなかに設立された(奏者も)大変若いロシア・ボリショイ交響楽団“ミレニウム”。
 曲目はおなじみの管弦楽曲。ヴェルディのアイーダ行進曲にはじまりチャイコフスキーの1812年で終わる。
正直申し上げて大変残念な演奏である。優しすぎるアイーダとフィンランディア。あっさりとしたモルダウ。いまひとつリズムに乗り切れない平面的なハンガリー舞曲。崩壊寸前の断末魔を思わせるやかましいだけのレズギンカとだったん人の踊り
1812年は音程がいけない。緊張しているのかはじめの木管楽器の音程がおしなべて高いような気がする。各パートが独立しすぎていてかみ合わせが悪くて音楽の構造的なバランスが悪い。
全体的には聴けないことはないが、なんとかまとまっているという程度。とにかく音楽のスケールが小さくこの指揮者が何を伝えたいのかというところが今一見えない、聴こえない。オーケストラもアンサンブルやサウンドが同じベクトルを向いていないような気がする。なんだか寄せ集めの臨時的なオーケストラを聴いているようだ。
この西本さんには大変多くのファンがいると思うのであまり酷評するとお叱りを受けるかもしれないが率直なこれが感想だ。
しかし(言い訳ではないけど)これからとても楽しみな人だと思う。サウンドに優しさが漲っているのでモーツァルトやシューベルトなどを聴いてみたい。がんばれ!とエールを贈りたい。

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