クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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 プロコフィエフ
1.交響曲第5番変ロ長調作品100
2.交響的組曲「1941年」作品90

ウクライナ国立交響楽団
指揮:テオドレ・クチャル
REC:1995(NAXOS 8.553056)

交響曲第5番変ロ長調作品100

 ウクライナ国立響とクチャルのナクソス・レーベルにおける演奏はやはり録音がいけない。
 
 かなり豪快に鳴らしているのだが(金管楽器の豪快でストレートなサウンドや粗暴とも感じる木管楽器の厚ぼったい音にはいわゆるロシアっぽさを感じる。ってロシアでなくウクライナなのだが。)
 
 まるで銭湯で演奏しているようなどうにもならない残響には(なにもこの楽曲にはじまった事はないのだが)私は敬遠したくなる。
 
 弦の音などピカピカしすぎてしまってまるでシンセサイザーを聴いているようだ。管楽器のけたたましい雄叫びを銭湯の中で凄まじい残響のシャワーを浴びる事に。あまりの騒音にストレスがたまる。
 
 粗野とも思えるクチャルの熱くストレートな盛り上げ方には素直に共感するがどうにもならない録音(ゲルギエフのときもそうでしたが)に閉口してしまう。残念。


交響的組曲「1941年」作品90

 この楽曲の録音は珍しいのではないだろうか?こういった重箱の隅をつついてくれるような録音はやはりナクソス・レーベルの「おはこ」である。

 この作品は1941年の独軍のソ連侵攻に対抗する形で同年疎開先のトビリシで作曲された国威発揚の色彩の強い作品となっているが、1943年の初演時に作品の内容の未熟さなどを指摘された結果、その後世に出る事を否定されてしまったかわいそうな楽曲。

 このような形で事実上お蔵入りとなった3曲からなる楽曲であるが「戦争」の恐怖感と「平和」の牧歌的な旋律が入り組んでいながらも意外と単純に聴けていい音楽だと思う。

 なおプロコフィエフは(初演以前の1942年に)この作品のテーマを材料に映画音楽「ウクライナ草原のパルティザンたち」のスコアを完成させたようだ。

 決して悪い音楽ではないと思う。演奏、録音も第5交響曲ほど悪くないとも感じた。

 

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