クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」作品64

ロンドン交響楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン
REC:1973(EMI 7243 5 68607 2 8)

 携帯電話のナンバー・ポータビリティ制度が開始され携帯大手3社の競争が熾烈を増しているのは周知のとおり。3社の一角「ソフトバンク」のCMで最近よく耳にするのが何を隠そうプロコフィエフのバレエ音楽「ロメオとジュリエット」からの1曲「騎士たちの踊り」である。

 プロコフィエフがアメリカや西欧各国を巡った後に最後ソ連に戻ってきたちょうどその時期(1935年)に作曲された。最初期のバーバリズムやアメリカ〜パリ時代の先鋭的、前衛的色彩は影を潜めリリシズムとロマンティシズムが前面に打ち出されたより分かりやすく馴染みやすい作品となっている。

 ただこの楽曲もバレエ「アラとロリー」やオペラ「炎の天使」と同様周囲からの理解、賛同を得られずになかなか舞台上演の機会に恵まれなかった。

 そのためプロコフィエフは1936年に管弦楽のための組曲として第1組曲作品64bis(36年初演)と第2組曲作品64ter(37年初演)をそれぞれ7曲からなる組曲として編纂し発表した。これが奏をして1938年にようやくバレエの形として初演された。ちなみに1944年に第3組曲作品101が編曲されていて管弦楽の組曲としては3つある。その他ピアノのために編曲されたもの(作品75)もある。

 さてこの曲はかなりの数のCDが出ているのだがそのほとんどがバレエからの抜粋の形のものが多い(ないしは組曲によるもの)。ただこの作品の全貌を知るには当然全曲版で聴きたいもの。

 今日のCDはアンドレ・プレヴィンの指揮するロンドン交響楽団の演奏の52曲からなる全曲ヴァージョン。オーソドックスな語り口でスタイリッシュな演奏は同曲のもっとも模範的な演奏といえる。

 ちなみに「ソフトバンク」のCMの楽曲。バレエ版では「騎士たちの踊り」。組曲版では第2組曲の「モンターギュ家とキャピュレット家」がそれにあたるようだ。

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