クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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プロコフィエフ
1.バレエ音楽「放蕩息子」 作品46
2.交響曲 第4番 ハ長調作品112(1947年改訂版)

ウクライナ国立交響楽団
指揮:テオドレ・クチャル
REC:1995(NAXOS 8.553055)


 さて先日聴いたプロコフィエフの第4交響曲の改訂版をNAXOSレーベルのクチャル、ウクライナ国立響のコンビのCDで聴きましょう。

 何度も言ってしまうけれどもやはりNAXOS特有の残響音たっぷりのサウンドはかなり違和感を覚える。
 
 ゲルギエフの演奏がいまいち吹っ切れなかったのに対し第1楽章からこの演奏は粗野ではあるが、特に金管群が、がんがん鳴らしていて迫力がある。ただ、音楽の構造的なものやサウンドの輪郭が先にも述べた残響と相まって全くはっきりとしていない点がこの演奏における致命的な欠陥といえる。

 第2楽章に関しても肥大した音響によって一聴したところ雰囲気は感じられるが、踏み込んで音楽を聴くとするとこの残響が神経を逆なでして集中力が途切れてしまって疲れを覚える。

 第3楽章における木管楽器の直線的、鋭角的な音には刺激があって目が覚めるようだ。柔和な舞曲という感覚は皆無。より先鋭的な演奏でどこまでもシャープな演奏だ。

 終楽章。目まぐるしい変化がかなりすっきりとした土壌の下で繰り広げられる、といった演奏。激しさもあるがこの楽章に関しては混濁しないはっきりとした輪郭を持った演奏だ。テンポも安定していて残響大きくキンキンとしたサウンドは否めないとしてもしっかりとした明確な演奏には一定の評価は出来よう。

 このCDには第4交響曲の基となったバレエ音楽「放蕩息子」が併録されている。次回はこの楽曲をじっくりと聴いてみたい。録音には期待をしないようにするけれど。

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