クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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クリスマス協奏曲集

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『クリスマス協奏曲集』

1.コレッリ:合奏協奏曲 第8番 ト短調 作品6−8「降誕の夜のためにつくられた」
2.ヴィヴァルディ:協奏曲 ホ長調 RV.270「安らぎ−クリスマスのための」
3.トレッリ:協奏曲 ト短調 「クリスマス協奏曲」作品8−6
4.ヴィヴァルディ:ミュゼット・ソナタイ長調 作品13−4〜「パストラーレ」
5.アントナッチ:シンフォニア・パストラーレ ト長調
6.ペーツ:パストラール協奏曲 ヘ長調
7.マンフレディーニ:合奏協奏曲 ハ長調 「クリスマス協奏曲」作品3−12

Enrico Onofri (Vn)
Marco Bianchi(Vn)[1,3,5〜6]
ジョヴァンニ・アントニーニ(リコーダー)[6]
Giorgio Merati(リコーダー)[6]
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
REC:1993 (Warner 2564 63264-2)


 さて、いよいよクリスマスです。街はクリスマス一色ですね。

 こんなクリスマスの雰囲気をさらに盛り上げてくれるCDがあったので聴いています。

 プロコフィエフと並行して聴いていた「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」のCD11枚組のセットから一枚。
 
 イタリアでバロック時代に活躍した作曲家たちのクリスマスにちなんだ楽曲を集めた作品集。

 
 なんといってもクリスマスとバロック音楽とかければこのコレッリの「クリスマス協奏曲」が第1にあげられるだろう。
 
 1714年に出版されたこの「クリスマス協奏曲」はコレッリ自身がクリスマスのミサで演奏するように指示したことから名づけられたようだ。
 
 個人的には第2楽章のアレグロと終楽章のパストラーレが好きな曲だ。
 
 やはりイル・ジャルディーノ・アルモニコの演奏はアグレッシヴで刺激的な演奏だ。アクセントがきつすぎて少々耳につく場面も。特に第1楽章の最初の音には驚く。この楽曲を良く知っている人ならばこの音には違和感を覚えるかもしれない。第3楽章のアレグロの部分はふざけているように乱暴に聴こえるのが逆に面白い。

 響きが少ない分純粋な音楽のエッセンスのみが耳に届くためであろうか?とにかく新鮮で澄み切った美しいサウンド。きれい過ぎてピカピカしすぎてしまう面もあるが。

 「降誕の夜のためにつくられた」という題名が本来なのだろうか?とすれば「クリスマス協奏曲」というのは通称なのだろうか?


 ヴィヴァルディの作品は2曲が収録されている。協奏曲ホ長調 RV.270「安らぎ−クリスマスのために」とミュゼット・ソナタ イ長調から「パストラーレ」である。
 
 「安らぎ」と題された独奏ヴァイオリンのための協奏曲は作品51として出版されたうちの1曲。どういった経緯でこの楽曲が「クリスマス協奏曲」と呼ばれたかと言う事は良くわからないけれど全体的に柔らかく、優しい音楽だ。「安らぎ=クリスマス」なるほどと言った感じ。イル・ジャルディーノ・アルモニコの演奏もここではとても柔和で優しい。「パストラーレ」も優しい音楽で安らかな気持ちにさせてくれる。


 トレッリのクリスマス協奏曲は2つのヴァイオリンのための協奏曲。トレッリはヴィヴァルディより20年前にイタリアのヴェローナで生まれている。6分弱の悲しい雰囲気の短い音楽である。

 
 ピエトロ・アントナッチという作曲家については良く分からないが18世紀にイタリアで活動した作曲家のひとり。シンフォニア・パストラーレはやはり短い楽曲だがとても静かで祈りにも似た作品となっている。

 
 ヨハン・クリストフ・ペーツ(1664−1716)はドイツの作曲家。ミュンヘンの宮廷に使えローマでも活動した。その後、ボンやシュトゥットガルトなどで宮廷音楽家として活動した。イタリアの音楽に強い影響を受けた作曲家だ。
 
 この「パストラール協奏曲」は2本のリコーダーと2つのヴァイオリンのための協奏曲である。20分弱の作品でかなりこの時代の作品としては規模も大きい。
 
 なんといってもリコーダーの優しい音が新鮮で印象的だ。3番目の「アリア」と題された楽曲がヘンデルの「水上の音楽」第3組曲のメヌエットと雰囲気がとても似ていたので懐かしい気持ちになった。


 最後を飾るのはフランチェスコ・マンフレディーニのクリスマス・コンチェルトだ。コレッリ、トレッリ、そしてこのマンフレディーに「クリスマス協奏曲」はイタリア・バロックの3大クリスマス・コンチェルトと言っていいかもしれない。最後を飾るにふさわしい堂々としてしっかりとした作品だ。聴き応えがある。この「クリスマス協奏曲」は広く愛好されていて比較的録音も多い。
 
 フランチェスコ・マンフレディーニ(1684-1762)は,ヴィヴァルディと同世代の作曲家で,ボローニャで活躍したヴァイオリニストで作曲家。トレッリの弟子にあたる。その作風は確かにヴィヴァルディなどと比べると地味感じるけれど手堅くしっかりしたものでドイツの音楽家の匂いがする。
 

 このイル・ジャルディーノ・アルモニコによる「クリスマス・コンチェルト集」、まさにクリスマスのBGMとしてもってこいのCDだと思う。

 クリスマス、皆様の心に安息がもたされようお祈り申し上げます。

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