クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第5番 ト長調 作品55

1.ピアノ協奏曲 第1番 変ニ長調 作品10
2.ピアノ協奏曲 第4番 (左手のための)作品53
3.ピアノ協奏曲 第5番 ト長調 作品55

ウラディーミル・クライネフ(Pf)
フランクフルト放送交響楽団
指揮:ドミトリ・キタエンコ
REC:1991,1992 (TELDEC 4509-99699-2)


 お蔵入りとなった第4番のピアノ・コンチェルトが作曲された後すぐに構想され作曲された。
 
 ソ連に帰郷する直前の楽曲ということもあり、基本的には第4番の協奏曲を継承するような感じの楽曲で前衛性とメロディアスな旋律が複雑に入り混じった腰のすわりの悪い楽曲だ。
 
 この第5番のピアノ・コンチェルトに対しなんと感想をコメントしてよいのか?私のような素人には到底この楽曲を理解する事は出来ないような気がする。

 第2番や第3番におけるピアノ・コンチェルトにはある一定の理解(つまりそれがその時代の最先端をいくモダニズムを強烈にアピールした楽曲としての理解)ができたのだがこのパリ時代の後期の作品は、それすら(現代性や前衛性など)曖昧になっていて、かといって分かり易い旋律があるわけでもなく、聴き手はこの矛盾をどのように落ち着かせたら良いのか混乱するに違いない。
 
 プロコフィエフはこの楽曲を通して何を求めたかったのか?何を伝えたかったのか?聴き終わっても尚この漠然とした質問の答えは見出せず混沌とした曖昧な楽曲は聴き手に妙な不安をだけを残してなんとなく終わってしまうのだ。
 
 1932年にあのフルトヴェングラーの指揮するベルリン・フィルによって初演された。独奏ピアノはもちろんプロコフィエフ自身。
 
 プロコフィエフはこの協奏曲の初演に先だってこの独奏ピアノパートに関して「ピアノのパートを覚えるのが一苦労だ」と知人に手紙を書いている。
 
 しかし、少し間違えたとしてもそれが間違いかどうかは少なくとも素人にはわからないと思うのは私だけだろうか?

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