クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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ベートーヴェン:1.交響曲第2番ニ長調作品36
        2.交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」

エンシェント室内管弦楽団
指揮:クリストファー・ホグウッド
REC:1984[1],1987[2] (L'OISEAU-LYRE 452 551-2)

 上記CDより2を。


 この田園交響曲は大変ユニークで同曲の名盤の一翼を担うといっていいと思う。ようやく同コンビによる演奏において決定的な名演にめぐり合えた。
 第1楽章から大変テンポが速く様々な部分のフレージングがストレートな表現で即物的でありながら各楽器のかみ合いが大変有機的できちんとした「アンサンブル」を聴かせてくれる。しっかりとした骨格の中に大変洒落たユニークな奏法が相まって聴いていて大変面白い。
 第2楽章も表層をなでたようなうすい演奏ではなく構造をくっきりと彩りつつも温かな音楽表現に満ちた秀演だ。ことに木管楽器の温かくぬくもりに満ちた美しくも清清しいほどにすっきりとした音色に言葉がない。美し過ぎる。
 第3楽章はやはり大変速いテンポの中で正確な縦のラインと絡み合う管楽器の素晴らしいアンサンブルに舌を巻く事間違いない。水の上を軽やかに飛び回るような美しく華麗なる音の「妖精」に出会えるようだ。
 続く第4楽章の嵐に関して今度は弦楽の素晴らしいアンサンブルに驚愕。細かなトリルが完璧な正確さをもって聴く物を圧倒する。鋭く刺すような嵐だ。正確無比なアンサンブルが針のような鋭さを持って迫ってくる。圧巻だ。
 切れ目なしにまた精緻なアンサンブルと温もりを持った穏やかで温かなサウンドに包まれる終楽章で満足感もひとしおだ。
 このエンシェント室内管とホグウッドのコンビによる演奏、絶対的にお勧めできる名演といっていいだろう。


 ちなみにこの画像。ジャケットは少しくどい気がしたので昨年訪れたウィーン郊外のハイリゲンシュタットにあるベートーヴェンハウスの内部の写真。田園交響曲の舞台となった同地の丘陵地帯を丸一日さまよいました。今思えば同地の空気を満喫できた信じられないほどに贅沢な一日でした。

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