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メレディス・モンク:1.「フェイシング・ノース」(1990)
2.「聖人:オペラ・エピック」(1971)
3.「近代の廃墟」(1979)〜ボート・ソング
メレディス・モンク(Vo,Pf,Org,ピッチ・パイプ)
ロバート・エーン(Vo,ピッチ・パイプ)
REC:1992(EGM NEW SERIES POCC-1532)
毎日寒い日が続きますがこんなときに聴いてみたい音楽を。冷たく張り詰めたような空気のなかで聴くと効果倍増です。
メレディス・モンクという女性現代音楽作曲家の作品。劇場用の音楽としての作品。主に声を使った音楽になっており、作曲者であるモンクの声とロバート・エーンという二人が演奏家(パフォーマー)として参加している。
作品の特徴としてはヴォーカル・テクニックを駆使した作品になっておりその完成度、技術には脱帽である。Facing Northとは直訳すれば「北への直面」とか「北との接触」とかそんな意味になってくるがブックレットの解説によれば「北国の情景に触発されて書き留められた」とあるように北への世界に対するモンクのインスピレーションの集合体と考えてよい。この作品を上演する際、二人はエスキモーの格好をして演奏をする。ジャケットにはその様子の写真がある。
併録されているのは「聖人:オペラ・エピック」というジャンヌ・ダルクの生涯を描いた野外用のパフォーマンスと「近代の廃墟」という曲の中の一曲で呪文のようなサウンドの「ボート・ソング」。
いづれにしても普段がちがちのクラシック音楽を聴いている人たちにこんな音楽もあるんだよと紹介したい作品である。とにかく二人のヴォーカル・テクニックすばらしい。
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