クラシック音楽とうさぎの日常

久々に。秋が深まるのでしばらくブラームスで。

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 トランペット、トロンボーン協奏曲

1.ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe−1
2.フンメル:トランペット協奏曲 ホ長調 S.49
3.ダーヴィッド:トロンボーン協奏曲 変ホ長調 作品4
4.ヴァーゲンザイル:トロンボーン協奏曲 変ホ長調

ジェフリー・セガール(Tp)
マイケル・ベルトンチェロ(Tb)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
指揮:デイヴィッド・ジンマン
REC:2001[1,2],2003[3,4] (ARTE NOVA 82876 58424 2)

上記CDより1と2を。

 ネットでかなりの廉価で売られていたので興味本位で衝動買い。ワンクリックでなんとも便利極まりない時代になったものだとつくづく思う。

 今日はまずトランペット協奏曲から。

 はじめにハイドンの有名なトランペット協奏曲を。
 トランペット協奏曲のソロを吹いているのはジンマンとチューリヒ・トーンハレ管による衝撃的なベートーヴェンの交響曲全集の録音時に首席トランペット奏者として参加していたジェフリー・セガール。素晴らしいテクニックの持ち主である。
 演奏は完璧だ。第1楽章の弦楽器による前奏の場面でトランペットがファンファーレ風のフレーズを吹くのは以外で大変新鮮。
 有名な第2楽章に関してもジンマンによる当時の演奏法を強く意識したピリオド風のスタイルでセガールのトランペットもフレーズの終わりをスタッカートのようにさっさと切る。このスタイルが変な情緒に流されない純粋な音楽を演奏することに成功していて大変好感が持てる。
 終楽章も素晴らしいセガールのトランペットのテクニックを聞くことが出来かつ完璧なアンサンブル。堂々とした演奏はこの音楽のベストと言って過言ではない。とにかく素晴らしい。
 
 次はフンメルのトランペット協奏曲を。
 この協奏曲は実はハイドンの協奏曲と大変つながりが深い。両曲とも、ウィーンの宮廷奏者のアントン・ヴァイディンガーという人が前述のハイドンやフンメルに作曲を依頼し世に出た音楽なのである。したがってヴァイディンガーをなくしてこれらの協奏曲は生まれなかったわけだ。その意味においてはこのフンメルの協奏曲とハイドンの協奏曲は兄弟といっていいかもしれない。当時のヨーロッパ中に名声を確立したヴァイディンガーは半音階の演奏が可能な有鍵のトランペットを作ってそれまでの無弁管のナチュラル・トランペットによる演奏から大きくトランペットの可能性を広げる事に成功した。
 このフンメルのトランペット協奏曲はハイドンの楽曲には及ばないがトランペットの魅力を十分に伝える事に成功している。演奏も優美かつ芯の通ったしっかりとした完璧な演奏。セガールのトランペットのテクニックを堪能できる。素晴らしい技術の持ち主だ。ジンマンのアプローチに自然に合わせていて聴いていて音楽的な流れの良さを感じる事が出来る。

 明日は珍しいトロンボーン協奏曲を。

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